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 深田久弥著 「日本百名山」より
 私が旭岳の頂上に立った日は絶好の秋晴れで、大雪・十勝・石狩の連山はもちろん指呼のうちにあり、遠く、阿寒・知床や、天塩や、夕張や、増毛や、北海道の主な山をほとんど眺めることが出来た。
山行状況
日程 2018/7/17 入山地 旭岳少年野営場
メンバー 大島・Y 行動時間
休憩含む
4時間25分
コース及びタイム
旭岳少年野営場5:30-山麓駅6:00-姿見駅6:20-姿見の池6:40-六合目7:05-九合目8:05-8:20旭岳8:30-六合目9:15-10:00山麓駅10:15-10:25山麓駅10:45-十勝岳温泉カミホロ荘-十勝岳望岳台
7月5-6日 7月8日 7月10日 7月12日 7月13日  7月17日 7月18日 
幌尻岳 後方羊蹄山 雌阿寒岳 斜里岳 羅臼岳・知床5湖  大雪山旭岳 十勝岳 

 夫婦で登る日本百名山・北海道遠征5座目は大雪山旭岳です。7月13日、知床から旭川に向かう途中、斜里岳麓の道の駅パパスランドさっつるで、3回目の車中泊をした。14日に北見市内を抜けて層雲峡を見ながら旭川の道の駅あさひかわに入る。市内では多くの洗濯物をコインランドリーにて洗濯・乾燥して過ごす。15日は大雨のため旭山動物園に行くが、足下はびしょ濡れになりながらもペンギンやオランウータン、タイガー等の行動展示を2時間も見て回った後、旭川市内に戻り2回目のビジネスホテルに泊まる。久しぶりに車中泊から解放されてゆっくりした。

旭岳少年野営場  7月16日朝方の天気予報は、午前中雨の予報で、旭川からのんびりと旭岳ロープウェイ山麓駅の近くにある、旭岳少年野営場まで移動した。
 テントも用意していたが、天気も悪そうなので車中泊で受付すると、一人100円×2名=200円であった。
 
 トイレは大きくキレイで使いやすく、炊事場も大きく屋根の下で、夕食の準備することにしたが、寒いのでダウンを着て夕食を摂る。
 夕食時、横浜に「こちらは寒い」とメールをいれたら、都会は異常気象で暑くて死にそうだとの事。
旭岳少年野営場
旭岳は雲の中  翌日17日の未明には、降るような星空だったので期待していたが、山麓駅脇の無料駐車場に止めた5時過ぎには、大雪山旭岳の山頂にはガスがかかり始めていた。
 旭岳ロープウェイ山麓駅には、5時半ころより登山者たちが並び始めていたので、あわてて支度をして並び、6時の始発を待っていた。 旭岳ロープウェイ山麓駅
旭岳ロープウェイ  大勢の登山者を乗せたロープウェイは、山麓駅から10分ほどで姿見駅まで到着する。
 姿見駅までは見えるが、旭岳の山頂付近はガスの中で旭岳の山容が見えない。
 7時20分、姿見駅をのんびりと出発する。
 縦走登山や単独の登山者は到着すると同時に我先にと山頂を目指して行く人たちも多かった。
姿見駅
花を見ながら  姿見の池までの20分ほどは、お花畑のような登山道を歩いて行く。
 大きな塔の中に鐘がある姿見の池まで20分かかる。ここまでは一般の観光客らしき人たちも数人来ていた。 姿見の池
姿見の池  姿見の池の向こうには、噴気が立ち上る地獄谷が見える。
 地図ではよくわからないが、石室もこの場所に建っていた。 避難小屋
五合目  登り初めてから下界を見ると、雲海の下には旭川の市内だろうか天気も良さそうだが。
 登り易い登山道だが、合目表示しか目標がない。 六合目
六合目  六合目辺りまでは、視界も良く快適に登れたが・・・
 七合目から先は、前の登山者が霞んで見える。 七合目
ガスの中  更に進むとかすかに太陽が見えてはいたが、あっという間にガスの中であった。
 八合目辺りでは、20〜30mほどの視界しか無くなってきた。 最後のひと登り
九合目   九合目まで来たがますます前が見えない。足下を見ながら周囲を観察しながら登れば、道を間違えることはない。
 この岩が金庫岩だろうか、この手前右側に大きな岩があったが、今回のような濃いガスの中で、その岩と間違えると位置的に右と左で登山道を間違えてしまうこともあるようだ。 金庫岩
旭岳山頂  8時20分、2時間丁度で旭岳山頂まで来ましたが、広い山頂の形がおぼろげに見えるだけで、期待していた北海道の最高峰から見る「北海道の屋根」の広大なスケール感のある山々が見えなかったのが残念である。
 夫婦で登る日本百名山は74座目となったが、濃いガスの中の旭岳山頂は、小雨が降っているかのように顔が濡れ、カメラも滴が着くほどで、写真を撮った(横浜出身の若者に撮ってもらう)ら5分ほどで早々に下山した。 旭岳山頂
エゾコザクラ  今回の旭岳は、思っていたよりカミさんも調子良く登れたので、下山途中にお花畑でのんびりと花の観察ができた。。
 この桜草に似た花は、寒い所でよく見るコザクラ系統の花のようだ。
 この花は、エゾノツガザクラかコエゾノツガザクラか、どちらかだとは思うが、色が少し違うように見えるが、はっきりしません。 エゾノツガザクラ
ウコンウツギ   姿見駅の近くに咲いていたウコンウツギです。
 
 10時30分頃には駐車場に帰る事が出来たので、近くの勇駒荘の日帰り温泉(日本秘湯の会)に入りたかったが、12時にならないと開かないとのことで、十勝岳近くまで移動することにした。
 
  十勝岳温泉のカミホロ荘まで来ました。札幌にいる甥っ子がカミホロ荘の温泉が良いと教えてくれたので、ここまで車を走らせて来て入浴するが、老舗のホテルで温泉も露天風呂も良かった。
 
十勝岳温泉カミホロ荘
 十勝岳望岳台駐車場  カミホロ荘の温泉に入った後、近くの望岳台まで移動する。日中は多くの観光客が来て近くを散策していたが、次第にいなくなり、夕方には大型のキャンピングカーや明日十勝岳に登る登山者の車だけになる。 

幌尻岳−後方羊蹄山雌阿寒岳斜里岳−羅臼岳−大雪山旭岳−十勝岳 

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