HOME   山行記録   神奈川の山    百名山       横浜環境保土ヶ谷山歩会

 深田久弥著 「日本百名山」より
 開聞岳は標高こそ千メートルに充たないが、何しろ海ぎわからすぐ立っているので、そう楽な登りではない。中腹ぐらいまで密林の中を行くが、それから上は灌木地帯になるので、見晴らしが開けてくる。登山道はうまく出来ていて、円錐形を直登するのでもなくジグザグでもなく、螺旋状に山を巻いて行くのである。すなわち北麓の登山口からまず東側に廻り、それから南側を経て西側に廻り、再び北側に出たときにはもう頂上、といった工合である。こんな珍しい登山道も私は他に知らない。というのも、この山が完全な円錐体である上に、放射谷がほとんどないので、この螺旋道が可能なのである。

山行状況
日程 2019/5/29 入山地 かいもん公園
メンバー 大島・Y 行動時間
休憩含む
5時間10分
コース及びタイム
かいもん山麓公園5:30-二合目5:45-6:30五合目6:35-仙人洞7:20-8:10開聞岳8:30-五合目9:55-10:40かいもん山麓公園11:00-11:30たまご園露天風呂12:30-九州道-えびの高原16:30
5月26日 5月27日 5月29日  5月30日
大山 九重山 開聞岳 霧島山(韓国岳)

 鳥取・九州遠征の3日目は道の駅・阿蘇でお目覚めです。朝からの雨は音を立てて降っていて明日も天候は良くないとのことで、次の日からの計画を練り直しました。南の鹿児島辺りは晴れの予報が出ていたので急遽、鹿児島まで行くことにした。
 しかし、道の駅・阿蘇から九州自動車道に出るまでが大変でした。熊本地震の影響は、今でもあちこちで通行止めがあるために、ナビが全く機能しません。迷ってしまうが、山での道迷いは来た道へ引き返すが正解とばかり、戻りながらあちらこちらで道を尋ねて、やっと九州自動車道に乗ることが出来た。

 3日目の夜は、指宿の道の駅・山川港活き海道にて車中泊をして、朝4時30分ごろ起床。30分ほどの移動で、かいもん山麓公園まで移動した。目の前の端正な姿の開聞岳を見ながら軽い朝食を食べてから出発です。
 目の前の開聞岳には、駐車場から公園を右回りに迂回するように15分ほどかけて2合目登山口まで行きます。
 端正な姿の開聞岳の印象から登山道も整備されて登りやすいと思っていたが、最初から荒れた道が続いて整備しても大雨等で流されてしまうのだろう。
 2.5合目の分岐からは、本格的な登りとなり、浸食された火山礫の滑り易い斜面を登って行く。南国の密林のような登山道には大きなシダが茂っていた。
 5合目展望台に6時30分。ここで初めて視界が開け、眼下に長崎鼻から錦江湾が見えてきました。
 7合目辺りから安山岩の大きな岩がゴロゴロと道を塞ぐように出現する。この辺りから山腹の東斜面から南東面を巻くように登る。
 救助ポイントの標識があるが、広い場所は無く救助の際はこの狭い場所からの救助では大変だ。その先には仙人洞があるが、この辺りは濡れて滑りやすい岩場の間を登って行く。
 9合目辺りを過ぎると、少しずつ岩場の急登が出てきてハシゴもあるが、慎重に登れば問題ない。山頂には8時10分到着です。大きな岩が鎮座して狭い山頂となり、池田湖方面が開けていたが、南面は展望がなかった。
 池田湖の遙か彼方には桜島が見えていた。二人で登る日本百名山は開聞岳で83/100座になりました。
 
 下山後には、近くの日帰り温泉「「たまて箱温泉」の露天風呂に屋久島を見ながらのんびりと入浴した。その後は国道を走り、鹿児島から九州自動車道に乗って「えびの高原」まで行きました。

大山九重山−開聞岳−霧島山(韓国岳) 

HOME   山行記録   神奈川の山    百名山       横浜環境保土ヶ谷山歩会  
inserted by FC2 system