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 深田久弥著 「日本百名山」より
 九州には霧島、阿蘇、雲仙などの高い山があるせいか、その最高峰は見逃されがちのようである。九州本島で一番高いのは九重山。九重山は山群の総評であってその主峰は久住山。同じ発音を持つ九重と久住が、その分け前に落ちつくまでには、長い山名の争奪戦があったそうである。

山行状況
日程 2019/5/27 入山地 牧ノ戸峠
駐車場
メンバー 大島・Y 行動時間
休憩含む
5時間
コース及びタイム
牧ノ戸峠駐車場4:15-展望台4:25-沓掛山4:45-扇ヶ鼻分岐5:35-星生山分岐5:45-久住山避難小屋6:05-中岳分岐6:20-6:35久住山6:50-御池7:15-久住山避難小屋7:35-扇ヶ鼻分岐8:10-沓掛山8:55-展望台9:10-9:15牧ノ戸峠10:00-阿蘇・仙酔峡-道の駅・阿蘇
5月26日 5月27日 5月29日  5月30日
大山 九重山 開聞岳 霧島山(韓国岳)

 鳥取・九州遠征の1日目は26日に鳥取・大山に登り、その日のうちに九州まで移動して、九重山の登山口、牧ノ戸峠までやって来た。当初27日(月)は雨のため休養日でのんびりドライブだったのが、晴れ予報に変わったので急遽登るため、ここ牧ノ戸峠に、26日17時頃到着して車中泊にした。その前に近くにある、星生ホテルの露天風呂から九重連山を眺めながら、のんびりとして九重登山に備えた。

 天気予報がコロコロ変わり、昨夜の予報では27日朝はくもり、9時頃から崩れ出すとの予報に変わったので、夜明け前の4時15分からヘッドライトを点けて登り、天気が悪くなる前に降りることにした。辺りは真っ暗だが、展望台までは舗装された道で登りやすかった。展望台まで上がると東の空が赤く染まり出していた。
 沓掛山の肩から見る朝焼けが美しい。沓掛山から一旦下り、その先はなだらかな道になる。正面には星生山と、その右の扇ヶ鼻の間を進むように歩く。
 明るくなってくると、ミヤマキリシマが少しづつ咲いているのが目に入ってきた。扇ヶ鼻分岐を過ぎ、星生山を左に見ながら10分ほど歩くと星生山への道が分岐する。
 この辺りが西千里浜というのだろうか、平らな歩きやすい道を進むと正面に久住山の姿が見えてきた。星生山南端のゴツゴツとした岩稜帯を越えると、窪地の底には避難小屋が2軒建っていた。一つはトイレでした。
 左がトイレ棟、右が避難小屋ですが相当年季が入ってました。久住別れから北東面の火山帯から坊がつる方面を望む。
 後ろに避難小屋を見ながら久住山への大きな石がゴロゴロとした斜面を登っていく。その右手には端正な姿の久住山。深田久弥は「山群の総称を九重、最高峰を久住と呼んで、もう誰も異議を挟むものはない」という久住山である、
 中岳分岐からはゴツゴツした岩の斜面を15分ほど登って行きます。6時35分に久住山の頂に到着しました。北東には天狗ヶ城から中岳が望める。
 山頂は風が強く曇天の中、南西側には阿蘇山が見える。薄い噴煙が上がっているのも見る事ができた。南には祖母山も見えていた。
 
 今にも雨が降りそうな天気なので早々に下山する。私は中岳にも登りたかったが、「カミさんは明日もあるから行かない」とのことで、天狗ヶ城下にある火山湖・御池まで登り、奥にある中岳を見ながら下山することにした。
 下山途中には、天気も回復傾向になり、のんびりと景色を楽しみピンクのミヤマキリシマを見ながらの登山になりました。
 途中の展望台から沓掛山付近には多くの人が「ミヤマキリシマはどこに咲いている・・・」と賑やか声で話しながら探していた。
 牧ノ戸峠に9時15分帰って来た。昨夜には数台しかいなかった車が、ミヤマキリシマを見にくる人たちで満車になるほど駐車場は盛況だった。
 その後は、阿蘇まで移動した。 左に根子山、真ん中に高岳が見える展望台からの写真です。仙酔峡の高岳登山口まで様子を見に行った後、道の駅・阿蘇にて車中泊でした。

大山−九重山−開聞岳霧島山(韓国岳) 

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