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 深田久弥著 「日本百名山」より
 朝日連峰とは、普通、鳥原山、小朝日岳、大朝日岳、西朝日岳、寒河山、以東岳、を指している。大朝日岳が最高であるが、鳥海山や岩手山のように、主峰だけが断然抜きんでているわけではないから朝日の価値は連峰全体にあると見なしていいだろう。とは言え、平野から眺めて、連峰の左端に一際高く立っているピラミッド形の大朝日岳は、見紛うことのない顕著な存在である。ちょうど八ヶ岳連峰の赤岳のようなものである。

山行状況
日程 2018/9/13 入山地 古寺鉱泉
メンバー 大島・Y 行動時間
休憩含む
10時間50分
コース及びタイム
古寺鉱泉駐車場5:20-合体の樹6:05-7:05一服清水7:15-ハナヌキ峰分岐7:25-8:05三沢清水8:10-8:35古寺山8:40-熊越分岐9:30-10:20銀玉水10:25-10:55大朝日小屋11:00-大11:15朝日岳11:25-11:35大朝日小屋11:50-銀玉水12:05-熊越12:50-13:40古寺山13:45-三沢清水14:10-ハナヌキ峰分岐14:40-14:50一服清水15:00-合体の樹15:35-16:10古寺鉱泉16:40-17:20道の駅にしかわ
9月11日 9月12日 9月13日  9月14日
鳥海山 月山 大朝日岳 山寺 

 夫婦で登る日本百名山は大朝日岳で78/100座となった。大朝日岳は、「遠い朝日」といわれ日帰り登山は厳しいと謳われていて、尚かつ今回の東北遠征は、鳥海山、月山、大朝日岳と3日続けての山行3日目だったので、大朝日避難小屋に一泊も考えないと厳しいかもしれないと迷っていたが、カミさんは「頑張るので日帰りにしよう」とのことだったので、カミさんを信じて日帰り山行にチャレンジをした。

古寺鉱泉駐車場  昨日は月山に登り、道の駅にしかわで日帰り温泉に入ってから、古寺鉱泉まで移動してきた。
 昨日の夕方には小雨が降り出していたが夜には止んでいた。夜中には満点の星空となり今日の快晴を予感させてくれた。
 今日の大朝日岳登山は、10時間以上を予定しているので、薄明るくなった5時出発の予定だったが、5時20分の出発となる。
 古寺案内センターの新築工事をしてました。完成は来年の10月とのことで、トイレはこの脇に仮設のトイレが3基あるだけで夜のトイレは不便でした。
 下山後に撮影しました。
案内所建設中
古寺鉱泉朝日館  5分ほどで古寺鉱泉朝日館です。この橋を渡らず川沿いに行こうとしましたが、「島原山」と書いてあったので慌てて戻ってこの橋を渡り古寺山コースの入りました。
 昨日下山してきた女子は、島原山コースから登って行き「大変だった」と言っていたのを思い出しました。
 古寺鉱泉朝日館裏からは、急登の登山道を15分ほど上がるが、その後は緩やかな道になり、しばらくは続く。 緩やかに登る
カウンター  登山口からは20分以上登った所に、入下山者用のカウンターがあった。普通は登山口にあるのに何故こんな所にと思っていたが、帰り際に気がついた。登山口からしばらくは森が深くて日が当たる場所がないのだ。この辺りで始めて木々が少なく太陽光パネルに日が射す場所のようだ。
 登山口から45分ほどで、合体の樹まで来た。ヒメコマツとブナが一つになっているようです。 合体の樹
一服清水  合体の樹から更に60分、7時過ぎに一服清水まで来ました。私たちを追い抜いて行った登山者も休んでいたので、私たちもここで軽い朝食休憩とした。
 ハナヌキ峰分岐を過ぎると少しずつ急登が始まり、息が上がってくる。 急登が始まる
三沢清水></A></TD>
        <TD class=  三沢清水まで来ると下山者が多くなってきた。昨日登り大朝日小屋に泊まった人たちのようだ。10名ほどとすれ違う。中にはイタリア人の元気そうで陽気な登山者もいて、少し心配になる、これほど多くの登山者が泊まるほど日帰り登山は厳しいものかと・・・。
 
 古寺山の直下まで来た。紅葉にはまだ早いがナナカマドの赤い実と昨日登った月山の牛の背のような優しい山容が目の前に現れてきた。 月山が見えて来た
古寺山  古寺山まで3時間15分かかって登って来ました。カミさんのペースは上がりません。しかし、大朝日岳はまだ遠くにあります。あと2時間以上かかる予定だが、カミさんは「頑張る」とのことで、小休止の後、大朝日岳を目指します。
 目の前は小朝日岳ですが、迂回路分岐からマキ道を進み熊越分岐に行きます。 小朝日岳分岐
熊腰分岐  熊越分岐までは少し下りの道でした。ここから一旦下り目の前の尾根道の稜線まで登り返します。
 尾根道の稜線まで出てきました、大朝日岳が少しづつ近づいて来ますが、まだ遠い。 尾根道の稜線
銀玉水  銀玉水まで来ました。熊越からはほとんど水平移動で楽な道だったが、ここからは大朝日小屋までの最後の急登がまってます。
 銀玉水で冷たい水を飲み一服します。
 最後の急登から振り返ると、尾根道の稜線の向こうには端正な姿の小朝日岳が見えます。 最後の急登
大朝日岳と大朝日岳避難小屋   急登を20分ほど登ると、大朝日岳とその下に大朝日小屋が見えて見ました。
 大朝日小屋に10時55分到着。5分ほど休んで山頂を目指しますが、ガスが出てきました。早くしないと展望が無くなります。 大朝日岳避難小屋
大朝日岳山頂   11時15分、約6時間かかって大朝日岳山頂に到着です。ガスがかかり出してきました。先着の登山者も一人二人と下山しています。
 大朝日岳山頂には若い登山者が一人だけになっていました。展望は全くありません。
 30分ほど前まではガスっていなかったのに残念です。
大朝日岳
大朝日岳  大朝日岳で夫婦で登る日本百名山78/100座になりました。
 関西から来た青年と話し込んでいるうちに、更にガスは濃くなりだしたので、お互いに写真を撮り大朝日小屋まで降りる事にしました。
 大朝日小屋にて軽い昼食休憩を摂り、帰りも遠いので早々に下山しました。
  下りも長く遠い道を4時間20分で降りて来ました。まだ明るくて一安心でした。 古寺鉱泉朝日岳館
古寺鉱泉駐車場   16時10分。古寺鉱泉駐車場まで戻って来ました。
 長い一日でした。今日の大朝日岳は休憩ものんびりとできませんでした。山を楽しむということでは、花や景色、展望を眺めながらのんびりと登山をして、大朝日小屋に泊まり、朝日を見ながら翌日下山するのがこのコースには合っているようです。
 それにしても天候不順なこの時期に鳥海山、月山と大朝日岳の3日連続の快晴に恵まれて、素晴らしい登山になりました。
  17時ごろに道の駅にしかわまで戻って来ました。日帰り温泉に入る前に、明日は天童近くの山寺に行くので、山形駅・天童近辺のビジネスホテルを予約すると、全く空部屋は無いとのことで、しかたが無いのでお風呂に入りビールも飲んで4日連続の車中泊になりました。 道の駅にしかわの日帰り温泉

鳥海山月山−大朝日岳−山寺 

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