深田久弥著 「日本百名山」より、 私のふるさとの山は白山であった。白山は生家の二階からも、小学校の門からも、フナ釣り川辺からも、泳ぎに行く海岸の砂丘からも、つまり私の町のどこからでも見えた。真正面に気高く美しく見えた。それは名の通り一年の半分は白い山であった。 |
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10月8日白山−10月9日荒島岳−10月10日伊吹山 |
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今年の夏は、初期の膀胱ガンが見つかり手術。7月8月は「あまり無理をしない事」と医者に言われて、じっとしていたが体調も悪くなく、日光白根山に登っても大丈夫だったので、夏の遅れを取り戻すように9月に5座を登る。10月に入り寒くなる前にもう少し登ってみようと、天気予報とにらめっこ!連休中に晴れ間が続くとの予報であわてて荷物を整えて、白山から荒島岳、伊吹山と北陸・近畿遠征を行った。 | |||||||||||||||||||||
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今回の遠征は遠いので、8時30分には家を出たが、大井松田にてトレーラー横転事故!その為に町田ICから御殿場まで3時間(普通は1時間)も掛かってしまう。 豊田東から北陸に向かい、荒島岳登山口の前を通り福井の町から市ノ瀬ビジターセンターに着いたのは18時を廻って真っ暗だった。すでに連休とのことで、駐車場も一杯で駐めるところも坂道であった。 翌朝は、シャトルバスが5時始発だが、4時過ぎには並びだしたので、あわてて後に並び始発に乗ることが出来た。その後大型バスが3台来るというが、それでも乗りきれないないほどあっという間に大行列となっていた。 |
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昨夜に来た頃には、雨がしとしと降っていたが、夜中には星が出て、別当出合に着いた頃には雲一つ無く、快晴の予感があった。 5時30分、まだ薄暗い中別当出合を出発する。 |
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朝方は寒いので上着を着込んでいたが、中飯場につく頃にはアンダー長袖一枚で良いほど体が温まっていた。 | |||||||||||||||||||||
砂防新道は、登山道が整備されて歩きやすかった。大きな岩もきちんと並べられ歩きやすい道だった。 | |||||||||||||||||||||
砂防新道は、砂防工事ように作られた道のようだが、すぐ下には砂防ダムから流れる滝も見られた。 | |||||||||||||||||||||
紅葉も少しずつ目の前に現れてきた。 | |||||||||||||||||||||
甚野助避難小屋まで2時間。大勢の登山者達で一杯です。20分の大休止で軽い朝飯にした。 | |||||||||||||||||||||
甚野助避難小屋から20分程で、南竜分岐まで来た。若い人達はここから黒ボコ岩を目指して登って行くが、見るからに急登が続きそうなので、私たちはエコーラインから登ることにした。 | |||||||||||||||||||||
緩やかに登る途中、眼下には甚野助避難小屋と雲海がキレイです。 | |||||||||||||||||||||
真っ直ぐ行くと南竜休憩所、左にエコーラインの分岐まで来ました。 | |||||||||||||||||||||
エコーラインは整備された九十九折りを登る。九十九折りが終わると目の前には白山が見えてきた。 | |||||||||||||||||||||
弥陀ヶ原まで来ると木道が続いていた。夏には沢山花が咲いているようだが、秋のこの時期には全く無い。 | |||||||||||||||||||||
黒ボコ岩からの分岐に出た後は、五葉坂の登りとなっていた。 | |||||||||||||||||||||
五葉坂の急登を登ると、室堂センターの大きな建物が目の前に現れる。 | |||||||||||||||||||||
白山開山1300年の白山比盗_社の鳥居をくぐり、白山御前峰を目指す。 | |||||||||||||||||||||
白山御前峰が青空に映えています。 | |||||||||||||||||||||
室堂から45分で登って来ました。山頂は大賑わい、写真を撮るのに大行列です。 | |||||||||||||||||||||
快晴の山頂からは、360度の展望である。これからゆっくりお池巡りをしてから下山したいが、早く降りて次の荒島岳登山口まで移動があるので、室堂で昼食休憩後に下山します。 | |||||||||||||||||||||
南には、室堂センターが見えている。快晴の中素晴らしい展望でのんびりしていたいが残念である。 | |||||||||||||||||||||
北には剣が峰と大汝峰との間に紺屋ヶ池の青さが目立っていた。当初は室堂泊まりを考えていたので、お池巡りも検討していたが、次の機会はないか! | |||||||||||||||||||||
東には北アルプスだろうか、雲海の向こうに見えていた。名残惜しいが、30分ほどで下山です。 | |||||||||||||||||||||
室堂センターにて昼食休憩を摂った後は、弥陀ヶ原から黒ボコ岩に出て観光新道から下山した。 | |||||||||||||||||||||
黒ボコ岩からは急坂を下って行くと、雲がわき出していて雲海の中に入って行くようだ。 | |||||||||||||||||||||
殿が池避難小屋周辺は、紅葉がキレイだ。 | |||||||||||||||||||||
観光新道は砂防新道とは違い、アップダウンの激しい登山道となっていたが、紅葉が眼を楽しませてくれた。 | |||||||||||||||||||||
別当坂分岐まで降りて来た。真っ直ぐ行くと古くからの道、越前禅定道として、市ノ瀬まで続いているようだ。 | |||||||||||||||||||||
別当坂分岐から60分のコースタイムは、急で滑りそうな下り坂が続くので、カミさんも動きが悪くなってきて、70分もかかりやっと別当出合まで降りて来た。 | |||||||||||||||||||||
15時15分、無事に日帰りで別当出合まで降りて来ました。 15時25分のバスに乗り市ノ瀬まで帰る。16時過ぎに市ノ瀬を出発して、福井県大野市の日帰り温泉「あっ宝らんど」にて、白山の汗を流す。 その後、暗くなった18時30分頃、勝原駅近くの荒島岳登山口まで移動した。市ノ瀬ビジターセンターと違い真っ暗で、駐車場には1台も駐まっていなかった。 |
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10月8日 白山−10月9日 荒島岳−10月10日 伊吹山 |
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