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山梨百名山> <大月市秀麗富嶽十二景

山行状況
日程 2020/8/5 入山地 大峠
メンバー 大島・Y 行動時間
(休憩含む)
5時間35分
コース及びタイム
横浜-6:55大峠7:20-雁が腹摺山8:10-白樺平(石ノネカ)8:50-林道8:55-9:15姥子山東峰9:20-林道9:40-白樺平(石ノネカ)9:50-10:40雁が腹摺山10:50-11:30大峠11:40-五福参り駐車場12:15-天満宮12:25-12:35真木お伊勢山12:40-12:55五福参り駐車場13:05-20号-相模湖-16号-横浜

雁が腹摺山・姥子山
 
真木お伊勢山

 今年は5月、6月、7月と絶好の登山シーズンは、コロナ騒動や梅雨の長雨で動くことが出来なかったが、GOTOキャンペーンも始まりそろそろと思った矢先には、コロナの第2期のような感染者が増えてきた。それでも待ちきれなかったので、山梨も近場を選択し、大月市秀麗富嶽十二景の3座を登ることにした。

 大月市秀麗富岳十二景に選ばれている雁が腹摺山は(1874m)の頂上から南側は展望が良く、古くから五百円札の富士山の撮影地として有名で、姥子山と共に一番山頂として選ばれている。
 真木お伊勢山は、富士山が見える十二景の八番山頂として選ばれていると同時に、写真家の白籏史朗の顕彰碑が設置されている。

 大月ICから20号に降りて、真木の信号から舗装された道路を16キロ30分ほど登って行くと大峠に着く。2016年の秋に来た時には富士山がキレイに見えていたが、夏のこの時期は期待出来ないと思いながらやってきた。
 車の中で軽い朝食を摂ってから7時20分ころ歩き出す。
 白い車の左側から登り出して行くと、黒岳から小金沢山方面に行くが、今回は右の雁が腹摺山方面に行くので、登山者カウンターをクリックして登り出して行く。
 5分も登ると水場がある(麗水・御硯水)となっていた。横浜では8月に入り雨が降っていないが、この辺りは昨日にも雨が降ったようで、ひんやりとしていて木道が滑り、足下に気をつけながら登る。
 この辺りの林は、ドングリが出来るコナラの林のようだ。急登もなく歩きやすい登山道を登って行くと、右側に石垣のような大きな岩が現れる。この岩からの小金沢連嶺と富士山展望も素晴らしいのだが、今回はガスの中だ。
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 巨石から離れるとすぐに南面が開けた草地に出る。目の前が雁が腹摺山山頂だが、今回は姥子山東峰が目的地なので、姥子山の標識に沿って右折し下って行く。
 標高が高い山で見る夏の花のマルバダクブキが咲き出していた。しばらくは緩やかに下っていたが、やがて急な下りになってきた。
 20分ほど下ると、苔の生えた巨石群が目立つ平らな場所まで来た。今日は東京や横浜では30℃を越えそうだと言っていたが、この辺りはガスの中でひんやりとしている。
 白樺平(石ノネカ)まで降りて来た。どこまで下って行くのか際限のない下りのように感じたが、その先の林道まで下って行く。
 林道からは登り返し、最初のピークが姥子山西峰だったようだが気づかず通り過ぎ、2つ目のピークの姥子山東峰に到着した。
 姥子山東峰は狭い。晴れていれば富士山の展望が素晴らしいのだが、全く展望が無い。やはりこの辺りの展望は秋から冬でないと展望は望めない。早々に下山。と行っても帰りは雁が腹摺山まで登り返すのだ。
 一旦、林道まで戻り400mほど登り返すことになる。白樺平(石ノネカ)の標識を左に見ながら、緩やかに登ったり、急登を登ったりするが、途中で脚が止まるとアブやコバエのような虫どもがうるさい。蒸し暑く大汗をかいているので更に寄って来るようだ。
 苔が生えている巨石群まで登り返してきたが、まだしばらくは登りが続く。最後の急登を登ると雁が腹摺山前に広がる草地が見えて来た。
 10時40分、雁が腹摺山山頂に到着したが誰もいない。今回は2組4名の登山者とすれ違っただけだ。その代わりに虫どもが多い。ブンブンとまとわりつく。
 南側に見えるはずの富士山も相変わらず見えない。2016年11月の雁が腹摺山からの富士山はこちらから
 ここで昼食の予定だったが、虫どもが多くとても昼食をしている状況ではないので、さっさと下る事にした。
 帰り際に、真木お伊勢山を巡ることにして、五福参り駐車場に駐めて30〜40分の予定で登る。
 駐車場から道路を少し登り返すと、『順路』の標識が出ているので右に曲がっていく。石垣の上の畑の脇から登る。
 五福参りとのことなので、いくつかの神様を巡って行くようだ。30度は超えていそうな暑い最中に、刈り取ってキレイになった草地の脇を登って行く。
 草地を登り切ると天満宮に出る。更にその先にある天照皇大神大神社横を通って行く。
 五福参り駐車場から20分で、真木お伊勢山まで来た。正面には写真家の白籏史朗氏の顕彰碑があり、その脇にお伊勢山の山名標識が建っていた。
 春の3000本もある桜と真っ白な富士山が見える時期に来たかった。今回の真木お伊勢山は焼け付くような暑さの中、あまり有り難みはなく、姥子山・雁が腹摺山も大汗をかきアブに刺されながら、富士山も見えずとは、やはりこの時期の低山ハイクは厳しかったとしか言いようがない。
 本来なら、この時期には高い山で涼しげに登山をしたいものだが、コロナ禍で山小屋をお休みの所も多く、営業していても密は怖いし、テントは重いし、年寄りには残された時間が少ないのだが・・・。

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