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山行状況
日程 2020/11/17 入山地 廻目平キャンプ場
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
5時間35分
(30分)
コース及びタイム
道の駅こぶちざわ-野辺山-6:35廻り目平キャンプ場7:00-ハシゴ7:50-展望岩8:10-2230P9:15-金峰山分岐9:55-10:00小川山10:20-展望岩11:35-唐沢の滝11:50-パノラマ台分岐12:10-12:35廻り目平キャンプ場13:10-信州峠-中央高速-横浜17:50
11月16日 11月16日 11月17日
入笠山・釜無山 横尾山 小川山

 昨日は午前中に入笠山・釜無山に登り、午後、信州峠まで移動して横尾山に登る。道の駅こぶちざわにある「延命の湯」に入り、隣の駐車場にて車中泊とした。
 朝、清里を経由して野辺山から川上村に入る。走りやすい真っ直ぐな道路脇には、日本一のレタス産地と大きな看板が立っていた、確かに広く大きな畑が続いていた。
 小川山は山梨と長野県境にあり、奥秩父山系特有の深い針葉樹林とシャクナゲの群生に覆われた靜かな山である。近辺は花崗岩の岩盤で構成されていて、1980年代以降、フリークライミングのメッカとなっている。

 6時30分頃、廻り目平の駐車場に到着した。事前の情報では『ここの駐車場では車中泊は出来ない』となっていたが、確かにこんな斜面の駐車場も珍しいほど斜めである。車内で軽く朝食を摂った後、7時に出発する。トイレもあるキャンプサイトの道に降りて来るが、このまま登山道を真っ直ぐ行くと金峰山にいけるようだ。
 カモシカ登山道の標識がある。小川山の登山口だ。落ち葉で覆われた林の中に入って行くが、夏道がわからない。木々にペイントされた赤い印に沿って登って行く。
 林を抜けた先の登山道には、大きな岩が目立つようになってくる。目の前にはクライミングが出来そうな大きな岩山が現れてきた。
 この当たりは花崗岩の岩盤で出来ているようで、大岩の間を登って行く。シャクナゲの群生が出てくる。6月頃にはシャクナゲの花でキレイだろうが、今の時期はうるさいほどの群生だ。
 岩尾根の勾配が徐々にきつくなってきた頃、ハシゴが見えて来た。ハシゴを登りここの岩場の狭い間を抜けると下りのハシゴが待っている。
 ハシゴを下り、更に足場の悪い岩場を降りて行く。その先もハシゴの連続で岩場を登り降りして行く。
 唐沢の滝への分岐を過ぎると展望台の大岩が現れた。岩の上は狭くて危ないので途中からのぞき込むように眺める。反対の東側には甲武信岳山塊が見えていた。
 展望台からしばらくは岩場の連続だ。難しいところは無いが慎重に通過する。少しずつ標高を上げながらいくとシャクナゲ林の急登になる。
 
 シャクナゲ群生地の所々に金峰山方面の展望地が何カ所かある。岩尾根から緩やかな尾根道に入ると2230P辺りまで登って来た。更に緩やかな登りになる。
 
 小川山山頂が近くなり、少し登りが急になってきた所に金峰山の展望があった。3時間も登ってほとんど展望が無いのも珍しい山だ。金峰山との分岐までやって来た。左が金峰山方面だが、右に登って行く。
 
 10時に到着。3時間で小川山まで登って来た。山頂は平らだが周囲はシャクナゲやコメツガの樹林に覆われて展望がない。ロープが張ってある北側の平らな場所に出てみたが、大きな岩の上に登って樹林の合間からやっと金峰山が見えるほどで、全く見えないといっても良いほどである。写真を撮り一息ついて下山することにした。
   
 下山は、唐沢の滝から帰るので、展望台の大岩まで戻りその下にある「唐沢の滝分岐」標識に従い降りて行くが、急な下りで直ぐ下にはハシゴが掛かり、更に滑りやすい苔むした岩ありの急斜面を慎重に下るが、湿った落ち葉に足をとられてズルッと滑りお尻を強打してしまう。非常に痛かった!
   
 唐沢の滝は水量が少なかったが、水量が豊富な時期の滝は見応えがあるのではと思うほどの高くて迫力がある唐沢の滝だった。幾つもの大岩の横を下り、水量少ない枝沢を渡渉していく。
   
 中洲のような場所は、台風や大雨でどこが登山道かわからないほどの有様である。荒れた登山道から林道に入るとクライミングの練習で大きな岩に取り付いている若者がいた。
   
 大きな岩の先がパノラマコース分岐となっていた。枯れ沢を渡り広い林道になる。
   
 大きな岩から10分で廻り目平の駐車場だ。朝方には4〜5台の車しか無かったが、20台はあるだろうか、それでも大きな駐車場である。車の中で昼食を食べてから金峰山荘にて駐車場代を支払う。500円だが、「何人ですかと聞かれた」500円×人数のようだ。事前の情報だと300円だったが、古い情報のようだった。
 帰路は、大弛峠から帰ろうとして川上牧丘林道の様子を、山荘のスタッフに聞くと「崩落のため今年はずっと通行禁止」との事で、信州峠経由で中央道に乗り横浜まで帰ることにした。

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