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 深田久弥著 「日本百名山」より
 「あれが安達太良山」と私もつぶやいた。そして「あの光るのが阿武隈川」はどこだろうと振り向くと、反対側に、福島県を建てに貫く凹地帯を距てて阿武隈山脈が連なり、その麓にその川が流れていた。私は再び安達太良山に眼を返した。乳首の右に、鉄山、箕輪山と並び、さらに遠く離れて、もうすっかり白くなった吾妻山が輝いていた。
山行状況
日程 2018/9/19 入山地 安達太良高原
メンバー 村田 大島 佐藤 武井
曽根 筒口 長谷川 斉藤
行動時間
休憩含む
3時間45分
コース及びタイム
横浜-東北道-あだたら高原ロープウェイ山麓駅9:15-山頂駅9:30-9:35智恵子抄碑9:50-10:15仙女平分岐10:20-11:10安達太良山11:35-12:10仙女平分岐12:20-山頂駅12:45-山麓駅13:00-15:00休暇村・裏磐梯
9月19日 9月20日 9月21日
安達太良山 磐梯山 大内宿

 今回の登山は、長谷川さんの送別登山である。当初は青森の八甲田山に登り酸ヶ湯温泉泊。翌日は十和田の奥入瀬渓谷を歩く計画を立て本人もすっかりその気でいたのだが、周りの年寄りが「遠すぎて・・・等」で、近くの安達太良山と磐梯山に変更になるというハプニングが起こったのだ。

 安達太良山は、近いといっても横浜から300Kmはあるので、早朝4時出発することにした。いつもはレンタカーを借りて行くのだが、今回はマイカー2台で行くことにしたので、首都高に入るところで後ろの一台が「乗り損ねた」と連絡がある。心配していた事がおこり、東北道の蓮田SAで待つことになる。8名もいると朝食休憩やトイレタイムも少しずつ長くなり、予定通りにはいかないものなのに、早速アクシデントが起こる。早めに出発時間を設定していたので、タイムロスにはならなかったので良かった。 
あだたら高原リゾート あだたらエクスプレス
 上河内SAにて朝食休憩を摂り、9時前にあだたらリゾートに到着した。広い大きな駐車場では、紅葉には早いが多くの車が止まっていた。
 今回は、若い人が喜多方ラーメンが食べたいので、「登山後に喜多方まで行きましょう」との事で、ロープウェイの往復券を買い登り出す。予定では、休憩も入れて往復3時間半の13時ごろまで降りれば、喜多方まで行けるのではないかと、張り切って山頂を目指す。
緩やかに登る あだたらエクスプレス
安達太良山といえば高村光太郎著の『智恵子抄』であるが、古く万葉集にも歌われるほどの名山である。山頂駅から5分ほどで智恵子抄の記念碑がある薬師岳に到着して記念撮影です。快晴の青い空に安達太良山の乳房山がはっきりと見えています。
智恵子抄記念碑 >
 仙女平分岐まで緩やかに登って行くが、徐々に傾斜がきつくなってくると、初夏にはシャクナゲの花が咲いていた灌木帯を抜けて視界が開けてくる。
 足下が悪いガレ場を登ると目の前に乳首に異名を持つ岩峰が姿を現してきた。乳首山と言うそうだ。
安達太良山
 今日は風も無く展望も素晴らしい。以前カミさんと二人で登った時には、吹き飛ばされそうな強風が吹き荒れており、早々に下山して牛の背という尾根道を下るが、恐ろしいほどの風が吹いていたのを思い出したが、今回は風も無くゆっくりと撮影もできた。
 若い人が願望していた、喜多方ラーメンは下山後に行くつもりでいたが、「14時頃にラーメンを食べたのでは夕食時の酒がまずい」との声が大きく、結局止めて、明日以降に行くことにした。
 今回の宿舎は、休暇村の裏磐梯に泊まることになった。ホテルの部屋からは、明日登る磐梯山の噴火口が見える。
休暇村・裏磐梯 磐梯山
 今回の主役である長谷川さんが無事定年まで勤め上げた記念の送別山行は、今日、無事に安達太良山に登り、明日の磐梯山の山行も無事に登れますように、又、今後の長谷川さんの健康等を祈念して乾杯した。
銀玉水 銀玉水

安達太良山−磐梯山大内宿 

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