深田久弥著 「日本百名山」より、 妙な言い方だが、山には、登る山と遊ぶ山がある。前者は、息を切らし汗を流し、ようやくその頂上に辿り着いて快哉を叫ぶという風であり、後者は、歌でも歌いながら気ままにあるく。もちろん山だから登りはあるが、ただ一つの目標に固執しない。気持ちのいい場所があれば寝転んで雲を眺め、わざと脇道へ入って迷ったりもする。 当然それは豊かな地の起伏と広濶な展望を持った高原状の山であらねばならない。霧ヶ峰はその代表的なものである。 まだ戦争も始まらない頃、私は霧ヶ峰で一夏を過ごし、遊ぶ山の楽しみを十分に味わった。 |
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7月下旬には孫達も夏休みに入り、今年も我が家へ一週間のお泊まりにやって来た。昨年は千葉館山の海水浴場での宿を予約していたが、学校の行事等で突然のキャンセルとなり、今年の夏はどこにも予約を入れる計画を立てないことにした。しかし、どこにも行かずに過ごすわけにはいかないと、私たち夫婦の都合も優先し日本百名山へ連れて行くことにした。当所は、日光白根山を考えていたのだが天気が悪い。今年は梅雨が長引き7月中高い所は荒れていたので、他で天気の良い山を探すとありました。霧ヶ峰と美ヶ原です。十分に日帰りで2つの山を登ることができそうなので出かけることにしました。 |
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横浜を4時半出発。途中の中央高速SAで朝食を摂りながら、8時30分車山肩駐車場までやってきました。 | |||||||||||||||||||||
快晴の登山日和です。大きな無料駐車場には多くの車やバスも数台駐まっていた。 ちなみに、この駐車場の入口には、2〜3時間以上の駐車は禁止する等の看板が出ていた。 |
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緩やかな登り坂の向こうには、すぐにでも着きそうな、なだらかな山頂が見えてます。 | |||||||||||||||||||||
ニッコウキスゲが見たかったが、すでに終わりのようで、全くその影も形も見られなかった。7月も初旬の頃なのかな? | |||||||||||||||||||||
小学生の子供達だろうか、学年全体で来たのだろう、長い行列を作り降りて来た。 | |||||||||||||||||||||
孫達とのんびり歩きでも45分で車山山頂のレーダードームまでやって来ました。 大勢のハイカーがいると思ったら、普通の観光客もいて賑わっていた。この裏側にはリフトの駅がありました。 |
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順番待ちが出来るくらいの山名標識での記念写真です。あわてて撮ったので少し写真が曲がっています。 | |||||||||||||||||||||
車山神社です。 説明書きを読むと、7年に一度、社殿の四隅にある御柱を建て替えるお祭りを行うのだそうです。 |
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神社から下を見るとリフト駅から多くの人が歩いて来ます。ここからなら近くて良いですね。 | |||||||||||||||||||||
私たちは、リフト乗り場の脇の階段から下って行きます。 | |||||||||||||||||||||
真っ直ぐ行くと車山高原スキー場ですが、この分岐から戻ることする。 | |||||||||||||||||||||
車山乗越から真っ直ぐ行くと蝶々深山に行くが、左の木道に入る。車山湿原を右に見ながら行く。 | |||||||||||||||||||||
分岐から20分ほどで大きな看板(霧ヶ峰湿原植物群落)の前に出てきた。 | |||||||||||||||||||||
バイヲトイレの前を通り車山肩駐車場まで帰って来た。のんびり歩きで2時間の霧ヶ峰ハイクでした。 まだ11時なので美ヶ原も充分間に合いますが、孫達2人は腹がへったと騒ぎ出してきたので、パンを与えて美ヶ原へ向かいます。 |
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霧ヶ峰で出合った花々です。 タチフウロ ニガナ アザミ カワラナデシコ クガイソウ ツルガネニンジン ウスユキソウ 花の名前が間違っていたらごめんなさい |
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霧ヶ峰−美ヶ原 |
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