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高谷池ヒュッテ

 深田久弥著 「日本百名山」より、
 北にあたって三つ並んだ山が見えた。頸城三山と呼ばれるもので、まん中が火打山、右が妙高山、左が焼山である。妙高と焼はまとまった形をしているのに、間の火打は長い稜線を引いた不整三角形である。人はとかく整った形には注目するが、そうでないものには迂闊である。妙高や焼は人目を惹きやすいのに、火打は案外見逃されている。

山行状況
日程 2014/9/27 入山地 笹ヶ峰
メンバー 大島・Y 行動時間 7時間30分
コース及びタイム
横浜01:30-06:15笹ヶ峰駐車場6:40-黒沢出合07:30-09:10富士見平09:20-10:10高谷池ヒュッテ10:45-天狗の庭11:00-ライチョウ平11:40-12:15火打山13:10-ライチョウ平13:30-高谷池ヒュッテ14:10
火打ち山地図

  9月の中旬、早くも北海道の旭岳に冠雪、紅葉と相まって大勢の観光客が押し寄せているとの情報が入ってくる。今年は例年に比べて寒い日が続いていたので、全国的に紅葉も早まるのではないかと思い、前回は台風で中止にした火打山と妙高山に登ることにした。

 火打山は上信越高原国立公園の新潟県糸魚川市と妙高市にまたがる妙高山と西隣の新潟焼山を合わせた頸城(くびき)三山の、その最高峰である。火打山は、名前からして活火山の印象があったが、由来を検索してみると、山容が火打ち石の形に似ていることから名前が付いたらしい。ちなみに、火打山の西隣にある、新潟焼山は活火山として、日本の火山噴火予知連絡会及び気象庁に認定されているいるようだ。

笹が峰駐車場  関越道から上信越道には入り、妙高高原ICに5時40分。ここから国道39号を北上し、6時10分に笹ヶ峰の駐車場に到着した。
 大きな駐車場であったが、すでに満杯のようで止める場所を探すのが大変なほどであった。やはり、紅葉シーズンの始めであったが、土曜日の好天ということもあり、全国各地から来た車が多かった。
 上の駐車場脇にある、登山口にて入山届けを出してから、登り出していく。 火打ち山登山口
 木道  歩きやすく緩やかな登山道の脇には、少しずつ紅葉が現れきた。
 笹ヶ峰から50分、黒沢の橋を渡る。大勢の登山者達が休憩を取りのんびりとしていた。 黒沢出合
十二曲がり  黒沢からは、すぐに傾斜がきつくなり、十二曲りの整備された階段を何度も折れながら登っていくが、重い荷物が肩に食い込む。
  それでも、登るに従って眼に飛び込んでくる紅葉のすばらしさが、登るつらさを忘れさせる。 十二曲がりの紅葉
 十二曲がり   十二曲りの一番上まで登って来ました。しかし、一服した後もしばらくは急登が続いていました。
 富士見平まで来ました。右に行く黒沢池方面の道を分け、左の高谷池ヒュッテを目指して行きます。 富士見平ら
紅葉  黒沢岳を右に見るようにして、笹原の道を登っていくと目の前には、鮮やかな紅葉が現れて来ました。
 黒沢岳の西側を巻いて行くと、紅葉の先に火打山から新潟焼山の姿が見えて来ます。 火打ち山の紅葉
 高谷池ヒュッテ  富士見平から50分、とんがり帽子の高谷池ヒュッテに10時10分到着しました。
 高谷池ヒュッテにてテント場の料金(410円×2名)を支払って、テントを張るが、所々に出ている岩の間の平らな場所に設営をした。
 30分ほどで設営を終えると、サブザックに必要な荷物を詰め、火打山に登りに出掛ける。
高や池ヒュッテテント場
天狗の庭  高谷池の北側を回り、15分も登っていくと天狗の庭までくる。高層湿原は一面のクサモミジとなり、紅葉と相まって眼を楽しませてくれる。
 池塘の右側を回り込むように木道を進むと、ガスがかかった火打山が池塘に写っていた。 天狗の庭
 尾根道  湿原地帯からしばらく登ると傾斜が増してくる。尾根歩きの道に出ると北東には、妙高の市内だろうか町並みが見えてきた。
 更に登ると北面には展望が開け、火打山が目の前に現れてきた。 火打ち山
 ライチョウ平  ライチョウ平は広場のようになっており、休憩している人達が多い。
  広い火打山の山頂に12時15分到着した。大勢の登山者達が昼食の準備をしたり、食事を摂っていたりくつろいではいたが、展望がない。ガスに覆われていた。 火打ち山山頂
高や池ヒュッテと高や池   昼食を済ませた後下山する。高谷池から高谷池ヒュッテを上から眺めるが、なかなかきれいに色づいている。
  テント場に戻ってみると、30張りほどしか張れないところに40張りものテントで、通路が確保できないほど一杯であった。 高や池ヒュッテテント場
 高谷池ヒュッテ  夕食は、小屋の前のテーブルにて食べました。、同じテントの人達と山の話をしたり、ビールを飲みながら楽しい食事を済ます頃には、暗くなりテントに戻りました。

妙高山へ続く 

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