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<山梨百名山>

山行状況
日程 2022/7/23 入山地 仙流荘
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
6時間35分
コース及びタイム
仙流荘5:05-北沢峠5:50-長衛小屋6:00-8:00栗沢山8:05-8:55アサヨ峰9:05-10:00栗沢山10:20-11:45長衛小屋12:10-12:25北沢峠12:45-仙流荘13:30

 今回のアサヨ峰は、広河原と北沢峠間の崩落が無ければ、芦安から広河原に入り、アサヨ峰と小太郎山を続けて登る予定でいたが、崩落3年目の今年も開通しそうにないので、伊那市の仙流荘から北沢峠に入ることにした。

 アサヨ峰(アサヨみね)は、赤石山脈の甲斐駒ヶ岳と鳳凰山とを結ぶ早川尾根上にある山である。標高は2,799m。甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳といった南アルプス北部の山々を好位置で展望することができる。 山名の由来は、「朝早くから日が当たる山」という意味と言われている。

 7月22日(金)昼食を摂ってから横浜を出る。中央道の諏訪インターから152号に入り18時ごろ、仙流荘駐車場に入る。一番近い駐車場はすでに満杯で、その後ろの駐車場に留める。夜中の2時頃にはワサワサと騒がしくなってきた。バス乗り場のベンチには、すでに50〜60ほどのザックが並べられていた。慌ててザックを持ち出して、その後ろに並べる。乗車券売り場の前にもザックやらストックがある。乗り場と乗車券売り場の両方に場所を確保しないといけないようだ。
 両方の場所を確保して一旦車に戻るが落ち着かない。2時半にはすっかり目が覚める事になった。4時30分に再び行くと、すでに長蛇の列。5時開始の乗車券販売が4時30分になり、5時には臨時のバスが出ることになった。運転手の話によると「今日は500人ほどいそうなので、遅い人は8時頃になりそうだ」との事。
 南アルプス林道を通って行くが、途中で鋸岳の鹿窓が見えるとのこと。良く見るとV字の左に鹿窓が見えた。北沢峠に5時50分到着した。最初に出たバスは、直ぐに折り返して仙流荘まで戻って行く。
 長衛小屋のテント場では、色とりどりのテントが張られて賑やかである。長衛小屋に6時到着した。
 今日はテントの受付はないので、小屋の前の橋を渡る。沢に沿って左に行くと仙水峠から甲斐駒ヶ岳方面だが、私は栗沢山に行くので、そのまま真っ直ぐ山の中に入って行く。
 林の中はうっそうとして深山幽谷、苔むした木々が覆いかぶさってくるようだ。倒木には苔の中に杉の若芽が育っている。
 しばらくは急登が続くが、2300m付近では一旦、平な台地が出て来て一安心。その後も3度ほど平らな場所が出てくるが、それ以外は急登が続いていた。
 1600m辺りまで登ると森林限界となる。後ろを振り返ると仙丈ヶ岳が東には北岳から間ノ岳まで見えて来た。
 しかし、栗沢山へはもう少し我慢の登りが続く。そんな中薄いピンクのシャクナゲが咲いていた。
 最後の岩場を登りきると、目の前に栗沢山、その向こうにはアサヨ峰が見える。栗沢山は広い台地となっていた。
  目の前には甲斐駒ヶ岳の白い山頂が見え隠れしている。東には、これから登るアサヨ峰と遠くには北岳のピラミダルな姿がかっこいい。
 栗沢山で小休止の後、アサヨ峰に向かうが、マークも無く足下も悪く歩きにくい。アサヨ峰が近づくにつれて険しくなってくる。
  偽ピークやクサリ場を越えて後ろに周ると、アサヨ峰の山頂が現れてきた。
 栗沢山の広い台地と違い、大きな岩山となっていた。遠くに北岳が見える。 
  山頂からは、南西に仙丈ヶ岳が見えるが雲の中に見え隠れしている。北岳は真南に見えるが、間ノ岳はここからは見えなかった。
  10時、栗沢山に戻りのんびりしていると、あっという間に雲が湧いて来て、南アルプスの大展望も雲の中になって来たので、話し込んでいた人たちと一緒に下山することにした。11時45分、長衛小屋まで戻って来た。
  この時間になってもテント場の受付は賑わっている。小屋のベンチで昼食を摂ってから北沢峠に戻るが、テント場は通路以外は大盛況で、「これから来る人は、通路に張るようだ」とも言っていた。
 北沢峠に戻って来た。13時10分の定時バスは、人数が集まり次第に出発し、12時45分のバスで仙流荘まで帰る事が出来た。当初の予定では、15時のバスで仙流荘まで戻り、横浜には遅い帰りのはずが、朝は5時発と早いし、昼も臨時バスが出てくれたので、18時には横浜まで戻ることが出来た。天気も良く最高の一日で、山梨百名山も95/100座となり、今少し頑張ることにしましょう。

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