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中央線から見える山
 

山行状況
日程 2022/5/3 入山地 中央高速高架下
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
6時間20分
(40分)
コース及びタイム
駐車場6:10-高架下6:15-祠分岐6:45-7:20岩崎山7:25-8:05日影雁ヶ腹摺山8:10-雲母山登山口8:44-8:55雲母山9:00-京戸山登山口9:15-10:05京戸山10:20-京戸山登山口10:45-950P 11:20-旧甲州街道11:50-20号甲州街道12:15-駐車場12:30-道の駅たばやま
 

 連休中だが、天気が良いので出かけることにしたが、中央高速も5時ころには渋滞が始まるとの予報で、横浜を3時30分ごろ出た。小仏トンネル渋滞を予想して、16号から橋本を経て相模湖まで下道を走り、4時30分に相模湖ICから高速に乗った。3日は、中央線から見える山の岩崎山・雲母山を登り、道の駅たばやまに車中泊して、4日には和名倉山をセットに登ることにした。

 岩崎山と雲母山は20号甲州街道の南側にあり、旧甲州街道からは西側に見える。織田信長に敗れた武田勝頼軍が戦い、その死者が流した血で真っ赤になったという「日川 」を下に見ながら、踏み跡の薄い山並みに入る。

 事前の情報では、中央高速高架下に駐車できるとの事でやって来たが、高速高架の工事用足場等があり、連休中とはいえ駐車しにくいので、近くで止められる所を探し、20号沿いの空地に停めて歩き出すことにした。日川に架かる橋を渡り中央高速高架下に向かう。
 当初はこの高架下に停める予定だった。この脇にある警察犬訓練所では、朝早くから多くの犬の鳴き声がうるさい。
 中央高速上り線の下を潜り、勝沼方面に進む。
 再度上り線の下を抜けた後、今度は下り線上の橋を渡ると、登山道に入って行く。
 しばらくは緩やかに登って行くが30分ほど歩くと、小さな祠が大木の下にあった。左には分かりやすいトラバース道があるが、事前の情報では、「真っすぐ登るのが正解」との事だったので直登することにした。
 直登コースは踏み跡が少ない。と思いながら登るが、見るからに急登が続く。夏道らしき道がないので、右に行ったり左に来たりの文字どうり、右往左往しながら、枝に掴まりながら登る。30分ほど続いただろうか、明るい林の中の台地に出た。
 明るい林の台地から、しばらくすると岩崎山に到着した。高架下から約1時間かかった。山名標識がネットで見た標識と違い新しい。
 岩崎山からは急な坂道を下り、登り返しながら、40分ほどで次の日影雁ヶ腹摺山まで登る。こちらの山頂が岩崎山より少し高くなっていた。
 
 日影雁ヶ原摺山からは緩やかに下って行くと、林道に合流した。林道といっても車も走れないほどの道で、大分使用された様子はない。その林道の脇をシュートカットしながら西に進む。地図を見ながら上にあるはずの登山道の稜線に向けて斜面を登る。
 
 荒れ果てた登山道に出た。北側の正面が雲母山のようだ。二本木山との三叉路辺りに登山口を探すが道標はない。ウロウロしながら薄い踏み跡を探す。錆びた鉄板の昔の標識らしき所から登って見る。
 
 すると「雲母山こっち」の標識があった。荒れて枝うちがされてない木々の間を登って行く。
 
 登山口から10分ほどの急登した後、左に進むと雲母山山頂だ。8時55分到着した。全く眺望はなく、山名標識が岩崎山、日影雁が腹摺山の新しい標識とは違っている。
 
 5分ほどで下山して、京戸山登山口に向かう。ススキが生い茂る荒れた登山道を進むと、広い駐車場のような場所まで来た。左に林道ゲートがあり、右にも林道となる。ここでも京戸山への道標が無いので登山口を探し、左右の林道辺りを探すが分からない。真ん中の尾根から登るのだった。
 
 登山道は落ち葉で雪を踏みしめるようにフカフカしている。ブナの大木が多く、生命感があふれているようだ。
 
 青空に新緑が眩しいほどだ。しばらく登ると眺望ポイントに出る。小金沢連嶺だろうか。
 
 林の向こうには、南アルプスも見え隠れしている。唯一の危険個所?痩せ尾根が20mほど続く。
 
 頂上直下ではトラロープが張られている場所を左に巻いて登ると、笹子峠方面からの登山道に合流した。右に登れば京戸山だ。
 
 10時5分京戸山に到着した。狭い山頂だ。ここの山名標識も新しく、岩崎山・日影雁ヶ腹摺山と同じような作りだが、何故か?山名の色が違う。15分ほど小休止の後、京戸山登山口に降りる。
 
 京戸山登山口まで下山後、ススキに生い茂った広場から甲府市街地と南アルプスが見えていた。帰路は、この広場の北側から林の中に入り尾根を進む。
 
 直ぐに下り基調の尾根道は踏み跡もあり分かりやすい。尾根上には大木もありその脇を下って行く。 
 
  明るい尾根道をどんどん下って行くと、分かりにくい小さな尾根が左右に出て来た。左の尾根は踏み跡が明確だが、950Pへの道では無い。右へ降りて行くがここも違う。その真ん中にも踏み跡があった。その道を下り、登り返すと950Pの展望が現れた。
 
 950Pから下って行くと、朝方登った岩崎山・日影雁が腹摺山の急峻な山容が見えて来た。更に尾根道が続き、東側の伐採された明るい尾根まで降りて来た。
 
 明るい尾根からは急な下りとなり、その下には旧甲州街道に続く林道に降り立つ。その林道を横切り林を下る。 
 
  旧甲州街道は舗装された立派な道となる。住宅街に出ると旧甲州街道の駒飼本陣跡の史跡がある。明治天皇も小休止したとの石碑もあった。
 
  昔の旅人は、大月方面からから笹子峠を越えて、又は甲府から笹子峠を越える前に、宿場町の駒喰宿に泊まったのだろう。中央高速の高架下を潜り20号へ出ていく。
 
 甲斐大和駅下にある交差点まで降りて来た。ここからは20号甲州街道を下り、15分ほで車を停めた場所まで歩いて行った。その後、直ぐ近くの道の駅甲斐大和にて昼食休憩をした後、明日登る和名倉山に近い、奥多摩の道の駅たばやままで移動して、日帰り温泉のめこい湯に入り車中泊した。

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