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中央線から見える山
 

山行状況
日程 2022/2/26 入山地 塩山・大月駅
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
6時間15分
(80分)
コース及びタイム
塩山駅7:25-塩ノ山登山口7:42-8:00塩ノ山8:10-向嶽寺8:25-8:45塩山駅9:01-中央線-大月駅9:35-菊花山登山口9:45-鉄塔9:55-10:25菊花山10:35-沢井沢ノ頭分岐11:10-11:30御前山12:10-沢井沢ノ頭12:23-13:00菊花山13:10-菊花山登山口13:33-大月駅13:40

塩ノ山
 
菊花山・御前山

 今冬は寒い日が続き、山に登る気分には中々なれなかったが、2月も終わりになってやっと暖かくなり出したので、この時期に年寄りでも登れる山を探す事にした。2月10日には高尾山でも20p以上も雪が積もるなど、低山でもまだ雪があるようなので全く無さそうな塩ノ山と菊花山に登ることにしたが、御前山からの北側斜面は凍結で危険との事でコース変更しピストンにした。

 塩ノ山(標高556m)は、ブドウで有名な甲州市勝沼の塩山温泉郷にあり、塩山駅からも近い。菊花山(643.7m)は、大月駅の目の前にあり、昔「菊花石」が採れたのがその名の由来のようだ。

 塩山駅に7時20分ごろ到着し、多くの登山者の後ろについて駅舎を出る。登山者たちはバス停の方にぞろぞろと行くが、何故か違う。予定では駅の北側に降りて左に行くのだが、おかしいな?としばらくうろうろしてから、やっと気づく。南口に降り立ったのだ。右に歩き出して西に向かう。中央本線のガード下を抜けて、住宅街の向こうに見える塩ノ山を目指す。
 住宅街の中の狭い道路を歩いて行くと、旅館が多くあることに気付く。ここは塩山温泉郷だ。道路が入り組んでいて登山口が分かりにくい。
 それでも何とか登山口の標識が見えて来た。塩ノ山自然遊歩道入り口の先には階段があった。
 塩ノ山自然遊歩道(塩ノ山景観歴史保全地区)の大きな看板があり、山頂からは塩山市街を一望できるとの事。
 途中には東屋もあり、杉林の合間から塩山市内も見えて来た。散歩する人やランニングをする人たちもすれ違う。
 塩山駅から35分ほどで塩ノ山山頂だ。山頂は広く東屋もある。西側には塩山街並みの向こうに南アルプスが雪を被り光り輝いていた。
 南側には御坂山塊の向こうに富士山が頭だけ見えていた。東屋の横には「塩の山差出の磯に住む千鳥君が御代をば八千代とぞなく」 気になって帰宅後ネットで調べると、平安時代の『古今和歌集』におめでたい歌として詠まれたようだ。
 山頂では10分ほどで降りることにして、西側から下って行く。山を下りると東に向き、富士山を見ながら向嶽寺方面に進む。
 
 向嶽寺は、禅寺で臨済宗向嶽寺派の大本山。塩ノ山についての名称由来は諸説あるが、平地にポツリとあるので「四方から見える山-しほうのやま」から」きているといわれているようだ。と記載されている。
 
 向嶽寺からは、JR塩山駅に向かい歩いて行く。途中から中央本線の線路沿いに東に進み、8時45分塩山駅に到着した。9時1分の高尾行き乗り込む。
 
 塩山からは30分ほどで大月駅に到着する。大月駅前からメインの通りを真っすぐ進み、バイパスまで出て菊花山登山口を目指す。
   
 バイパスの歩道から20〜30m登ると菊花山登山口の道標があった。地元の登山者と同時に登り出したので、『菊花山は、昔 「菊花石」 が採れたのがその由来』や大月市を囲む山の話を聞きながら登る
   
 こちら側のコースは、クサリが2〜3ヶ所あったが、色々と話をしているうちに山頂直下の絶景スポットまで登って来た。展望を遮る木々もなく大月市内から富士山まで素晴らしい展望だ。
   
 右に雁ヶ腹摺山、黒岳から大蔵高丸、ハマイバ丸、滝子山までの小金沢連嶺が素晴らしい。地元の人とのんびり歩いて35分で菊花山山頂だ。
   
  低山ながら遮るものもない展望だ。これから行く御前山より富士山が近くに見えて小金沢連嶺も目の前にあり、大月市秀麗富嶽12景にも劣らない大展望である。
   
  10分ほど山頂でも話をしてから、次の沢井沢の頭に向けて下って行く。南東に登山道は下るため日が当たり全く雪がない。
   
 一旦鞍部まで下り登り返す北側斜面には、うっすらと雪が残っているがその下には氷が張っており滑りやすい。沢井沢の頭へは鞍部から200mほどの登りだ。 
   
 沢井沢の頭分岐まで来た。沢井沢の頭まですぐ近くなので行くかどうか迷ったが以前行ったので御前山に向かう。分岐からは緩やかに下って行く。 
   
  八五郎岩だろうか、岩山を見上げるように巻いてさらに進む。厄王権現奥の院方面への分岐に来た。帰路はここから下る予定だ。真っすぐ登ると御前山だ。
   
 大月市秀麗富岳12景の御前山(730m)である。菊花山から60分しか立っていないのに富士山が霞んでいる。そのせいか遠くに感じる。山頂では6〜7名の登山者が昼食休憩でのんびりしていたが、アイゼンを付けている登山者がいたので、厄王権現奥の院方面への下りを確認すると、「北側斜面は凍結していてアイゼンを付けても下りは危険です」との事。老人は危うきに近寄らずで、昼食休憩後、菊花山へ戻るピストンで下山することにした。

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