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山行状況
日程 2021/3/10 入山地 横浜駅東口
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
4時間25分
コース及びタイム
横浜駅東口8:45-帷子川0km9:05-西口5番街9:30-星川駅10:00-5.2km10:10-両郡橋10:25-帷子川分水路11:00-鶴ヶ峰公園11:20-旭土木事務所11:40-中原街道12:10-若葉台団地入口信号12:50-帷子川水源13:10-若葉台団地バス停13:49-横浜駅西口14:50

 50年も昔、私の職場が帷子川に面した星川にあった。当時は瀬谷、旭が保土ヶ谷区だった頃で、16号や厚木街道に渋滞はなく現場仕事で走り回っていた。その時代この帷子川は台風や高潮、大雨でもよく氾濫を起こし川沿いの住宅やマンションの1階に大変な被害が出て、畳や大型ゴミ等の片付け応援に出ることが何回もあったが、最近では、西谷付近の帷子川分水路や堤防のかさ上げ等の治水がされて氾濫も治まったようだ。

 帷子川は、横浜市旭区若葉台に源を発し、旭区、保土ヶ谷区、西区の市街地を西から東へと貫流し、横浜港へ注ぐ都市河川のひとつです。上流部では、二俣川、中堀川、新井川等の支流を合流し、下流部では今井川、石崎川、新田間川(あらたまがわ)等の派川を分合流する約17kmの二級河川です。

 8時45分、横浜駅東口改札からスタートした。自由通路を歩き、そごう正面を右折して地上に出ると、すぐに帷子川の築地橋を渡る。
日産本社側の右岸を歩く。前に見える歩道橋”はまみらいウォーク”、日産本社ビルとそごうやスカイビルと直結しているようだ。高島水際線公園を通り、貨物線線路上の陸橋から振り返って、そごうや日産本社ビルを見ています。
 帷子川の河口に掛かる橋までやって来ました。遠くに見えるのがベイブリッジです。ここを0kmポイントとして歩き出します。  歩き出しは来た時と違い、アンパンマンミュージアムや日産本社の正門がある通りから横浜駅を目指します。
 そごうまで戻り横浜駅自由通路から西口五番街に出て来ました。映画館のあるムービルへの橋から五番街の南幸橋を見ています。この川は帷子川派川の新田間川(あらたまがわ)です。帷子川へは反対側に歩いて行きます。
 横浜駅から相鉄線は帷子川に沿うように走っていて、アーチ型の平沼橋の下を線路は続いています。10分ほどで有名な平沼のガスタンクが見えて来ます。
平沼から西横浜辺りには洪水での氾濫後に堤防のかさ上げしたのがよくわかる堤防です。天王町駅を過ぎて天王町団地まで来ました。
 保土ヶ谷公会堂と清掃会館です。私の昔むかしの職場はこの場所にありました。懐かしい場所です。天王町団地の入り口には親水公園があります。
 保土ヶ谷公会堂の隣は星川駅ですが、駅が高架になってました。その昔は星川駅の踏切も水没していた事もあったが、この高架は洪水対策でなく渋滞や交通対策のようだ。その先は和田町になる。横浜新道が通り騒音対策の防護柵で覆われている。
 10時10分。和田町駅近くの5.2kmポイントです。和田町では一旦16号に出ます。和田町の大きな信号脇の相鉄線下をくぐり抜けて行きます。
 
 西谷浄水場への道を左に見て、満天の湯を右に見る。上星川駅近くの両郡橋を渡る。春には桜でキレイだろうマンション脇を川沿いに進む。
 
 この辺りから片側が崖になっており、陣ヶ下渓谷先まで続いている。この上星川周辺は昔、小さな捺染工場が多くこの川で水洗(染料を生地に染め付けた後、余分な染料と糊を落とすために水洗が行われる)をしていたのを想い出した。それほど川の流れがキレイだった。今でも横浜スカーフは有名です。
 
 環状2号線の高架下を通り、その先は西谷商店街裏の川沿いに進むと東海道新幹線橋梁です。
 
 帷子川分水路まで来ました。右に見える煙突は、横浜市資源循環局の旭工場です。ここでは、一旦16号線まで出て分水路の様子を見てきました。分水路は、帷子川の治水対策として洪水の一部を直接海に放流するため、地下トンネルを作り横浜港に逃がしています。
 
 魚道のようです。鮎等の魚が遡上しやすいように作られたと思います。この辺りは真っ直ぐな川の流れとなっていますが、地図をよく見ると、改修以前の蛇行した川の様子がわかります。
 
 鶴ヶ峰公園まで来ました。南側の鶴ヶ峰駅と北側の16号の間にあります。公園の上流は蔦や草で覆われたトンネルになっています。
 
 そのトンネルの上にあるのが畠山重忠古戦場跡です。畠山重忠という鎌倉時代に源頼朝に仕えた忠臣が二俣川で、北條時政方と合戦した場所のようで「鶴ヶ峰・二俣川合戦の地」の標柱もあります。この先の万騎が原もあり、この辺り一帯が鎌倉時代の古戦場でもありました。この上から見ると川の合流地点です。左が二俣川で右が帷子川です。
 

 帷子川は16号から外れて水道みち沿いに遡ります。11時半を廻ったころ水道みちに美味しそうな総菜パンを売っている店がありましたので、パンを買い近くの川沿いで昼食です。

 
 県営今宿団地沿いに真っ直ぐの流れです。この先には矢指川との合流を右に行くと、中原街道に出ます。中山方面を見ています。
 
 中原街道から7〜8分も歩くと帷子川は更に狭くなり川沿いの道は無くなります。そこで又16号に出ると川井宿の信号に出ました。
 
 帷子川は16号を右に行ったり左に曲がったりして自然の河川となります。
 
 若葉台団地入口近くには河川工事の看板があり、部分的に真っ直ぐ広げた河川となっていました。若葉台団地入口信号を右に曲がって行く。
 
 大貫谷戸水路橋が見えて来ました。横浜水道の導水路で西谷の浄水場に流れて行くようです。丁度その水路橋の真下辺りで帷子川は狭くなり暗渠に入ってしまいました。 
 
 暗渠から100mほど先の信号手前から左に曲がって行くと、上川井町小川アメニティーと書いた看板がありますが、せせらぎは流れていません。 
 
 若葉台団地脇の道路に沿って作られた水路をしばらく歩きます。せせらぎが流れたり干上がったりしています。 
 
 13時10分。老人ホームの裏側に帷子川の水源がありました。看板には名前の由来(昔はかたひらがわと呼ばれていた等)と、治水、環境対策で河川の直線化や分水路工事等が記されていました。 
 
 帷子川水源の流れは、石の真ん中に5pほどの穴があり、そこから水が湧き出していた。さらにその上には用水路があり、水が流れていたので行って見た。本当の水源はもう少し上にありそうですが・・・。 帰りは、若葉台団地の中にあるバス停から横浜駅西口行きのバスに乗り帰る事にした。

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