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山行状況
日程 2021/2/21 入山地 寄大橋
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
7時間35分
コース及びタイム

寄大橋6:40-宇津茂林道登山口6:52-太尾ノ丸7:30-鍋割尾根合流8:05-8:35鍋割山8:55-鍋割峠9:05-オガラ沢ノ頭9:35-オガラ沢出合10:15-熊木沢出合10:45-11:15ユーシンロッジ11:50-雨山峠登山口12:05-雨山峠12:50-寄コシバ沢-13:20-釜場ノ平13:30-宇津茂林道登山口14:10-寄大橋14:25


 今回も神奈川県内の山を登ろうとして色々検索していると、ユーシンがヒットした。コースを調べて見ると寄大橋から雨山峠を経ないで鍋割山への道があり、鍋割山北尾根からユーシンロッジへも行けるとのことで、寄大橋から鍋割山・ユーシンへのハイクにしたが、至る所に崩落があり、道にも迷い中々ハードなハイクだった。

 丹沢山塊のほぼ中央に位置するユーシン渓谷は、ユーシンブルーで有名だが、現在は丹沢湖からの玄倉林道が斜面崩落のため歩行者も含めた通行止めが続いており、雨山峠や塔ノ岳方面からのみユーシンへ行く事が出来ます。

 10年ほど前、この寄大橋を出発して、雨山峠から檜岳、伊勢沢ノ頭、秦野峠を巡って来た事があったので、2回目の寄大橋への道は憶えていて、横浜から70分ほどで来ることが出来た。
 軽く朝食を摂り、6時40分出発した。トイレを左に見ながら進み、登山口手前には作業用のモノレール小屋があった。尾根道に出るまでこのモノレールが道しるべになっていた。
 宇津茂林道登山口から登りだす。5分ほど登った網のない鹿柵脇の「ボランティア林A」から(鍋割山道標無し)見当を付けて登り出して行く。
 最初から九十九折りの急登を登ると、先ほどのモノレールが付かず離れずして同じように登っている。7時25分、太尾ノ丸まで来た。山名標識を探すが見あたらない。
 太尾ノ丸からも約30分ほどはモノレールに沿って九十九折りの急登は続き、鍋割尾根近くになると更に見上げるような急登になっていた。
 鍋割山への尾根道は背中に太陽が当たり暖かい。緩やかな尾根道を30分登ると鍋割山荘の小屋が見えて来た。
 8時35分、鍋割山荘の目の前にある鍋割山に到着した。日曜日ということもあり大勢の登山者がいたが、ほとんどの登山者は塔ノ岳を目指しているようだった。山頂からの富士山は絵に描いたように見事だった。
 山頂で小休止の後は、鍋割峠へドンドン下り、鍋割山北尾根に入るオガラ沢分岐を通り越してしまう。それでも鍋割峠からも行けるだろうと思い、鍋割峠から北尾根方面に下ってしまうが、これが間違いだった。北尾根沿いに沢が下り尾根道に登らない。慌てて方向転回し尾根道に向かいザレた急斜面を登って行くが、15〜20分は急斜面と格闘しやっと北尾根までたどり着く。
 オガラ沢ノ頭からは明るい尾根道を北へ下って行く。東に開けた場所からは塔ノ岳の尊仏山荘が見えていた。  
 
 鍋割山北尾根には道標が全く無いので、あちこちをウロウロしながらオガラ沢出合に続く沢を下って行く。一見廃墟のような砂防えん堤脇を通りさらに下る。
 
 オガラ沢出合まで降りて来た。広い河原のような場所だ。ここでも間違いを犯す。右側辺りに道が合流しているはずなのに、正面真ん中辺りにあった道らしき所から登ってしまい、ここでも15分ほど登り道が無いことに気付き慌てて合流地点まで下る。
 
 熊木沢出合までの間に、大きな崩落地点が2カ所もあり、慎重に崩落箇所を通過した。熊木沢出合まで来るとしばらくは安全な林道となる。
 
 熊木沢出合の先にある手掘りのトンネルを抜けて渓谷沿いに30分ほど歩くと、ユーシンロッジへの分岐まで来た。
 
 丹沢の山には幾つも登っているがユーシンロッジには始めて来た。現在閉鎖中のようで誰もいないが、避難小屋として使える部屋があるそうだが確認はしなかった。昼食休憩を30分ほど摂り11時50分に出発した。
 
 雨山橋手前の林道が大きく崩落していて、その先に通行止めの看板が設置されていた。玄倉方面の林道も大規模な斜面崩落とのことで、この大きな看板を持ってくるのも大変かもね。
 
 看板の脇に雨山峠への道標があったが、この通行止め看板がなかったら道標に気づかずに、しばらく先まで行ってしまうほど一段高いところに設置されていた。登り始めてすぐにしっかりした桟道が設置されていた。
 
 途中登山道が崩落して、沢の中を歩く場面もあるが基本的には左側の登山道を登って行く。雨山峠に近い場所に「あめやま沢」の看板があった。
 
 ユーシンロッジから60分雨山峠に到着した。峠のベンチには4名の登山者が昼食休憩中なのでそのまま通過して行くが、その下の日陰の沢には枯れ葉の下に凍結した氷が隠れていて滑りそうになる。寄コシバ沢まで30分で降りて来た。
 
 釜場ノ平にはベンチがあり小休止する。その直ぐ下では大きな崩落地点もあったが、案外新しそうな崩落のようだ。
 
 釜場ノ平から15分ほど下った所には遭難碑が建っていたが、教師と女高生の遭難のようだ。広い河原のような沢を2〜3度ほど渡ると宇津茂林道登山口は近い。
 
 朝方、鍋割山方面に分岐した扉のない鹿柵まで戻って来た。その下は宇津茂林道登山口である。
 
 14時25分、寄大橋駐車場まで帰って来た。ユーシンロッジから2時間35分、行動時間は7時間35分となったが、痛恨のミスが2回もあり30〜40分はロスをした。致命的なミスにはならなかったが、わかりにくい地点では時間をかけてでも確実に探し出してから歩き出すことを今回の反省点とした。  
 帰り際の寄(やどりぎ)地域での河津桜です。例年行っている「ロウバイ祭り」は中止の看板が立っていましたが、近くの駐車場は満杯でした。

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