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山行状況
日程 2021/10/29 入山地 笹子峠
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
5時間10分
(40分)
コース及びタイム
笹子トンネル登山口7:15-笹子峠7:20-新道分岐7:32-鉄塔7:50-8:05笹子雁ヶ腹摺山8:10-9:00米沢山9:05-9:40お坊山10:05-米沢山10:35-11:30笹子雁ヶ腹摺山11:35-鉄塔11:45-尾根道新道分岐12:10-笹子峠12:20-笹子トンネル駐車場12:25

 今回のお坊山は、当初、笹子駅から以前登った滝子山へのコースを途中から大鹿峠を経て、お坊山へ登り笹子雁ヶ腹摺山から笹子駅までの周回コースと考えていたが、電車で行くのが急に面倒になり、急遽、笹子トンネルまで車で行きお坊山へのピストンにしたが、ちょっぴりハードなハイキングだった。

 お坊山は笹子雁ヶ腹摺山から、小金沢連嶺を経て大菩薩嶺をつないでいる。現在は山の下を何本ものトンネルが通じているが、これはこの山域が甲州街道の難所のひとつであったということであろう。笹子峠からの登山口から、笹子雁ヶ腹摺山を越え、小粒とはいえ、なかなか急峻な山並みにある大小いくつものピークを越えた先にお坊山はある。お坊山からは、甲府盆地への展望がよい。

 7時前に笹子トンネルの脇にある駐車場に到着した。甲州街道の旧道である笹子トンネルは、現在では通り抜ける車は少なく静かな山の中の名所旧跡となっている。
 7時15分から登りだす。5分ほどで笹子峠の登り口に来たが、以前来た時にはなかったと思うが、新しい道標があった。しかし登り口はその先10mほど先のロープがある急登のはずだが・・・と以前登った急登から登る。最初から息が切れるほどの急登だ。帰路に気が付くが、やはり新しい緩やかな登り口があったのだ。
 尾根道との分岐まで来た。登り口の急登で息が切れていたので、緩やかな巻き道から進む。
 尾根道との分岐から20分ほどで、大きな鉄塔までやって来た。ここからしばらく急登を登ると、笹子雁ヶ腹摺山山頂に到着する。山梨百名山や大月市の秀麗富嶽十二景にもなっている。
 しかし、肝心の富士山はというと、南側の展望がいまいちで葉が落ちた木々の間からやっと見えるほどだった。写真を撮り早々にお坊山に向かうが、道を間違え甲州街道に降りる道に下ってしまい、慌てて戻り登り返し、米沢山・大鹿峠方面に向かう。
 笹子雁ヶ腹摺山からは急な下りになるが、木々の間からこれから向かう米沢山とお坊山が見えていた。下ったかと思うと登り、小さなアップダウンが連続する。米沢山には東に進むが途中から北東へ曲がるとの道標があった。
 一旦下ると、その先には岩尾根となる。しばらくは急登になりクサリやロープが連続して出てくる。気を付けて登って行く。
 9時丁度に米沢山までやって来た。しばらくすると笹子雁が腹摺山で挨拶した男性が私と同じようなペースで登ってくる。「案外アップダウンが多くて大変ですね」と話しかけて来た。
 
 米沢山からは東に進むと、北側の展望が開けてきた。大倉高丸から小金沢連嶺の山々のようだ。お坊山の手前でこんもりとしたところがトクモリだろうか?
 
 9時40分ごろお坊山到着です。西側には甲府の街並みや、その先には南アルプス見えていた。
 
 真正面には雪を被った北岳や間ノ岳、農鳥岳、その右には仙丈ケ岳と三角形の甲斐駒ヶ岳が見え、左側には雪を被った塩見岳や蝙蝠岳が見えていた。
   
 北西側には、八ヶ岳見えるが雪はまだ降っていないようだ。お坊山でしばらく休憩した後、帰り際に南側を見ると三つ峠や黒岳等の御坂山塊の向こうに富士山が見えるではありませんか。
   
 笹子雁ヶ腹摺山に戻る途中、光の加減で紅葉がキレイに見えた。笹子雁ヶ腹摺山への最後の急登です。
   
 急登を登る途中に下ばかり見ていると、黄色の落ち葉が可憐だ。11時30分に笹子雁ヶ腹摺山山頂まで戻って来た。ここのベンチで昼食休憩をと思っていたが、3組ほどのグループでベンチや平らな場所は一杯なので、下山してから昼食を摂ることにして早々に下って行く。
   
 大きな鉄塔を過ぎ、尾根道との分岐まで戻り、帰りは尾根道から帰ることにした。尾根道には日当たりが良いのか紅葉した木々が巻き道より多かった。
   
 巻き道との分岐まで下り、笹子峠上の新しい道標まで降りてくると、朝方登って来た急登まで行かずに左折して緩やかに峠まで降りることが出来た。
   
 やはりこの道標の指示どうりに登れば、この先の急登のクサリやロープを使わなくとも緩やかな道で登れることが分かったが、この道標が紛らわしく、10mほど奥の旧登り口と道標が指す方向の登り口が分かりにくかった。
 12時過ぎて下山したが、車は他には停まっておらず、私だけがピストンで、他のグループは電車やバスで笹子駅等からの登山のようだった。

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