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<山梨百名山><都留市21秀峰>

山行状況
日程 2020/4/4 入山地 忍野村役場
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
6時間55分
コース及びタイム
忍野村役場6:30-たまご牧場6:55-立ノ塚峠(内野峠)7:35-8:35鹿留山8:45-9:15杓子岳9:30-根元神社分岐9:50-1410P9:55-10:25 1292P10:35-向原峠(鍵掛峠)11:00-11:25相定ヶ峰(堂尾山)11:35-11:45倉見山12:15-倉見分岐12:25-13:25三つ峠駅13:36-富士急電鉄-富士山駅-富士急バス-忍野村役場

 今回は鹿留山から杓子岳を経て倉見山までの縦走を計画したが、当初は電車で大月まで行き富士急にて富士山駅、そしてバスにて忍野村方面から杓子山、鹿留山、倉見山と縦走して三つ峠駅から帰ることにしたが、朝の出発時間が遅くなり過ぎなので、他の方法を探すと忍野村役場に車を駐めて鳥居地峠から高座山、杓子岳から倉見山に抜けて三つ峠駅から富士山駅、そしてバスにて忍野村役場まで帰る登山者がいたので、同様な計画としたが以前、杓子山は登っているため鹿留山から杓子山、倉見山への縦走をした。

 都留市の二十一秀峰としての鹿留山、杓子山、倉見山だが、北には三つ峠山までの境を接する西桂町から忍野村までの尾根道が鹿留山を経て、富士山の撮影スポットとして有名な二十曲峠、石割山へと続いている。

 横浜から中央道を経て忍野村役場まで到着した。前日に役場に連絡をして来たが駐車場はガラガラである。軽く朝食のパンを食べ6時30分出発した。南西側には富士山が笠雲を被っていたが編み笠のように見事な雲である。
 富士山と反対の北東側には、カヤトで有名な高座山その右には尖った杓子山が目の前に見えていた。バスの通る街道をしばらく歩くと右側にたまご牧場の看板がある。その看板を左折して行く。
 住宅の間を杓子山に向かって歩いて行く。たまご牧場を経て更に舗装されたばかりの新しい林道を緩やかに登って行き、突き当たりの舗装が切れたところが登山口となっていた。
 7時5分、35分で登山口までやって来る。登山道を緩やかに30分ほど登ると立ノ塚峠(内野峠)となる。目の前を左の鹿留山方面からトレイルランナーが、右側の二十曲峠方面に駆け抜けて行った。
 この登山道は、ウルトラトレイル Mt. FUJI 160kmのコースで、これから登る鹿留山手前の岩場が最後の難関で、ここを越えて杓子山から一旦富士吉田に出て河口湖のゴールに向かうようだ。峠からしばらくは緩やかに登って行く。
 左に富士山を見ながら登って行く。30分ほど登ると目の前に鹿留山が見えて来た。ここまでは楽ちんだったが、ここから一旦下り岩場に取りかかる。
 やはり楽な登山はありません。ここから岩場が続きます。Mt. FUJI 160kmは140〜150kmほど走ってきてここの岩場を乗り切るのをテレビで見ていたが、やはり大変です。富士山を見ながら登って行く。
 富士山展望台から更に岩尾根が続いてます。8時30分、杓子山との分岐まで来ました。鹿留山へは右に行きます。
 
 分岐から5分ほどで鹿留山です。広場のような山頂の真ん中に大木が鎮座してました。展望はあまりありませんが、落葉した木々の間から周囲の山々が見えていますが、夏の盛りには全く展望が無いでしょう。小休止の後は、正面に富士山を見ながら杓子山に向かう。
 
 2回目の杓子山で、前回も快晴の中の素晴らしい富士山でしたが、今回も素晴らしい展望です。富士山が展望出来る山に幾つも登ったが、私はこの杓子山からの富士展望が一番です。ここから先地図上は破線の道となり、時間がわからないので15分の休憩で出発です。
 
 西側には富士吉田の市街地が見えています。北側にはこれから下る倉見山への尾根が続いているが、アップダウンが多そうな登山道のようです。
   
 5分も歩くと右、向原方面の道標があり、右に下って行く。すぐに急降下の尾根道ですが、写真ではあまりよくわかりません。
   
 急降下すると、やせた岩尾根になり慎重に下ります。しばらく下ってから振り返り岩尾根を見上げるが、ここも写真では良くわからないかも?15分ほど下り地図ナビを見たが私本人の軌跡が動きません。横移動でなく縦に降りているので軌跡が動かないのです。それほどの急降下でした。
   
 根元神社への分岐まで来ました。 ここからはしばらく横移動で楽ちんで1410Pまで来たが標識等は全くありません。
   
 1292Pがあの山のようです。一旦下るがこの辺りから、ヤセ尾根や岩尾根のアップダウンが続きます。
   
 1292Pまで来ました。10時25分、杓子山から55分かかりました。広い山頂で踏み後も少なく間違えないように登山道を探します。しばらく下ると倉見山がやっと見えて来ました。 
   
 岩尾根やヤセ尾根をアップダウンしながら、25分で向原峠(鍵掛峠)まで来ました。ここまで来ると登山道も歩き易くなり、破線の登山道も実線の道になります。 
   
 11時25分、相定ヶ峰です。左に行くと堂尾山で倉見山までは25分です。お腹が空いたのでお昼と思ったが、12時前に倉見山まで行けそうなので、倉見山にて昼食休憩にします。 
   
 倉見山手前の展望台です。ベンチが沢山あり左側からは富士山が展望出来ます。ここで今朝から5時間歩いて来て始めての登山者と会いました。三つ峠駅方面から登り、相定ヶ峰から堂尾山に下り、ことぶき駅まで行くようでした。
   
 11時45分、倉見山です。山頂は狭く、木々が邪魔して富士山がよく見えません。そのために下の展望台があるようだ。
 ようやく昼食休憩です。今日のお昼はパンにコーヒーと思ってストーブ、もちろん水も背負ってここまで来たがコーヒーカップを家に忘れて来ました。お湯を沸かしてもカップがありません。 5時間以上歩いて来て楽しみにしていたコーヒータイムも、ポカリでパンを食べることになりました。
   
 予定した時間よりの早かったが、コーヒータイムも無いので30分ほどの昼食休憩で下山する事にしました。左に西桂の町並みや、更にその先の三つ峠山を見ながら下って行きます。 
   
  倉見分岐まで降りて来ました。何故か頼りなさそうな道標です。近づいても文字が擦れて読み取れませんが、地図でもここから三つ峠駅までのコースがありますので、予定通り下って行きます。しかし、新しい踏み後がありません。以前登山道だった?廃道のような道です。
   
 しばらく下るがやはり踏み後が無い!ほとんど登山者が通らない道です。月に数人しか行き来しないと言ってもよいくらいです。 
   
 スマホの地図ナビがこの倉見山山頂直下辺りで、コース外になってしまい倉見分岐からま全く地図ナビが使えなくなってしまいましたので、途中迷いそうになりながらも、なんとか枯れ沢までたどり着く事が出来た(地図に枯れ沢記載)更に下るが伐採された杉が登山道?を覆い尽くしている。
   
 杉林を抜けてきたが、やはり道らしき場所まで出てこない。それでも遠くに住宅が見えてきたのでそのまま下って行く。 
   
 最後は沢沿いに下り、橋を渡り住宅街まで降りて来た。ここにも登山道の標識がない。このコースは登山に慣れていない人が入り込むと迷路に入るような道で、あまりお奨め出来ない登山道であった。 
   
 この春のコロナ騒動で、今年は横浜でも桜を見に行ってなかったので、ここで見た満開の桜は感動するほどキレイだった。富士みちを通り三つ峠駅まで降りて来た。 倉見分岐から丁度1時間の13時25分でした。
   
 タイミングよく13時36分発の河口湖行き電車が来たので富士山駅まで乗車して、13時50分富士山駅到着。ここでも5分待ちの13時55分発御殿場行きの富士急バスが入って来た。「忍野村役場に行きますか」と路線バス運転手に尋ねたが、「知らない、案内所に聞いてきな」とすげない感じで断られた。結局、案内所に行くと「忍野村役場に行きますよ」とのことだったが、すでにバスは出発していない。結局60分遅れて忍野村役場に15時過ぎ到着した。
 今回の登山は、杓子山からの見事な富士山を展望し、やせた岩尾根を激下りしながら鹿留山、杓子山、倉見山と都留市21秀峰3座を縦走して楽しい時間を過ごして来たが、最後の最後に気分の悪いバスの運ちゃんに出会って、楽しさも半分の登山でした。

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