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<山梨百名山>

山行状況
日程 2020/10/25 入山地 中島川口
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
7時間15分
(50分)
コース及びタイム
横浜3:30-中央道-勝沼-6:15中島川口6:35-将監登山口6:45-牛王院下分岐7:10-8:05将監小屋8:10-将監峠8:15-山の神土8:35-西御殿岩分岐8:55-9:15西御殿岩9:20-9:55唐松尾山10:00-2044P10:30-水干尾根分岐11:10-11:30笠取山(埼玉)12:00-12:05笠取山(山梨)12:10-水干12:30-シラベ尾根12:50-黒エンジュ13:05-馬止13:35-中島川口13:45-13:50駐車場14:15-勝沼-20号-横浜

 昨年11月に笠取山に登るため、大菩薩ラインから落合集落まで来たが、台風による林道崩落で通行止めのため、急遽、黒川鶏冠山に変更してから1年がたった。今年に入り、落合から作場平登山口まで入れる事になったので、中島川口登山口近くに駐めて将監小屋廻りで西御殿岩と唐松尾山と登山者のいない靜かな山を歩いてきたが、笠取山は家族連れや団体で大賑わいでした。

 笠取山は、奥秩父主脈の山梨、埼玉県境に笠の形をしてそびえている。東にある笠取山は1953mの山頂にあるが狭い。その西側にある山梨百名山・笠取山山頂は、多くの登山者ものんびりと休憩出来るほど広い。山頂の南側には、多摩川の水源があり水源標柱も立っている。

 今回の将監小屋経由、唐松尾山から笠取山のコースタイムを見ると、時間がかかると考えて横浜を3時30分に出た。作場平登山口に6時過ぎ到着したが、すでに満車で近くの道路脇にも多くの車が駐まっていた。それでも当初予定が中島川口付近に駐車予定だったので、広い道路脇に駐めて軽く朝食を摂り、民宿みはらしまで下り坂を歩く。
 6時45分、民宿みはらしの直ぐ下にある、将監登山道入口から登り始める。東京都の水源道路の為、関係者以外通行止の看板がある。
 しばらくは沢沿いに登り、30分もしないで牛王院下の分岐に着く。真っ直ぐ登ると少し近道だが、今回は将監小屋経由で登るため右折して行く。
 登山道は広く緩やかに登っている。朝日を浴びて黄葉が光り輝いている。登山道入口から60分ほど登ってきた所で、道路の崩落工事に出会う。歩行者迂回路が造られていて、山の中の狭い道を登って行く。
 将監小屋に8時05分到着した。今日は日曜だが今年はコロナで休業のようだ。大きなトイレもあり、テント場もあるが今日は誰もいない。
 水場もあり昼食用の水を汲む。トイレ裏の分岐から右に行くと飛龍山から雲取山方面への道となるが、今回は真っ直ぐ将監峠に登って行く。
 小屋から5分ほどで広く明るい将監峠に着く。ここからは西に向って歩く。登山道の脇に広く明るい場所に出て来たが、防火帯のようだ。ここを歩けると良いのだが、始めての道なので登山道を素直に歩く。
 牛王院平を過ぎて山の神土の分岐に来た。右に行くと和名倉山に行くが、今回は左の笠取山方面に左折して行く。20分ほど歩くと、西御殿岩との分岐まで来たが、ザックが置いて無ければ見過ごしそうな小さな標識が足下にある。ここから西御殿岩に向かう。
 笹の生い茂った急登を登って行くと、大きな露岩が出て来た。登り切ると西御殿岩の頂に着いた。360度の大展望で富士山は真南に見えていた。
 東には、飛龍山から雲取山方面への尾根が続き、北側には、奥に見える和名倉山だろうか、どっしりとしたなだらかな山容が印象的だ。
 北西にはこれから行く唐松尾山がすぐそこにある。一旦分岐まで戻り、唐松尾山まで登り返していく。
 9時55分、唐松尾山に到着。 三角点もあり少し広いが展望が全くないので、5分ほどの小休止で笠取山に向かう。
 唐松尾山からは急降してしばらく歩くと、目の前に尖った山、2044Pが見えてきた。2044Pを過ぎると笹原のアップダウンが続き、唐松林の黄葉がキレイな笹原まで来た。
 唐松林の笹原からは、緩やかに下り水干尾根の分岐に出た。ここから20分ほどで東の笠取山(埼玉)に11時30分到着した。狭い山頂で昼食休憩を摂っていると、西側から登ってくる登山者たちは、ここを素通りする人も多く、山頂なのに写真も撮らないので、少し変だなと思っていたが、「そうだ山梨百名山の笠取山と二つあるはずだ」とやっと思い出した。
  慌てて、西側の山梨百名山・笠取山に移動した。5分ほどで着いたが、南側に開けた広い山頂があった。大勢の家族連れや、グループの登山者たちで賑わっていた。
  山頂の下、南側にある多摩川源流の水干に寄るが、小さな水たまりがあるだけで、一滴の水も出ていなかった。
  水干尾根まで戻り、後は中島川口まで下って行くだけだ。シラベ尾根分岐あたりまでは、笹が生い茂った登山道で足下が見えないので、木の根や段差を用心しながら下る。
  しばらく下ると、明瞭な登山道となり歩き易い。同時に紅葉も見事にキレイだ。
  黒エンジュの分岐まで降りて来た。この辺りからは更に登山道も広く緩やかに下っており、走り出しそうに歩き易い道だ。
  馬止の標識まで下ってきた。中島川口まで0.8mとなっていた。明るい杉林の登山道脇には倒木した杉が苔生して横たわっていた。
 中島川口の登山口まで降りてくる。5分ほど歩いて車を駐めた場所まで戻って来た。帰りは、オイラン淵経由で大菩薩ラインに戻るつもりで下って行くが、キャンプ場先で通行止めとなり、慌てて戻り、作場平登山口から落合まで走る。
 勝沼まで戻り20号に出て、大月ICから中央道に乗るつもりだったが、小仏トンネルから大月まで渋滞とのことで、秋山道に入り裏道伝いに帰って来たが、あちこちも大渋滞、その上保土ヶ谷バイパスも事故渋滞と帰宅するまで、大変な日曜日の山行となりました。

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