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<山梨百名山>

山行状況
日程 2018/6/17 入山地 奈良田湖
メンバー 大島 行動時間
(休憩含む)
9時間45分
コース及びタイム
奈良田湖4:15-導水施設4:35-1433P 5:20-水場分岐5:55-崩落地7:25-窪地7:45-9:25笹山南峰9:35-9:45笹山北峰10:50-崩落地11:50-水場分岐12:45-1344P 12:45-導水施設13:30-13:50奈良田湖駐車場14:15-本栖湖-道志道-16号-横浜

 笹山は、山梨百名山の中でも難コースの一つとされている山であった。以前は南の伝付峠から2泊3日で登るほど大変だったようだが、この10年ほど前に、奈良田湖からの直登の新しいコースができて登りやすくなったようだ。しかし、奈良田湖からの標高差が1900mもあるので、日帰りでの登山は難しいコースである事には変わりがない。

 笹山は黒河内岳と呼ばれていて、南アルプスのほぼ中央に位置し山梨県と静岡県の境にある。山梨百名山の山名標識がある笹山は南峰で、北峰は静岡県のようだ。

奈良田湖駐車場  笹山のCTは、登り6時間となっているので、一日の長い6月のこの時期に登る事にした。前日のまだ明るい時間に奈良田湖に入り、奈良田バス停のトイレの横に車中泊をして夜明けを待ち、吊り橋前の駐車場に移動した。
 梅雨のまっただ中、前夜はポツポツと雨も降り出していたが、4時15分、出発したときには、ガスも薄れて好天の予感がしてきた。
 波もない静かな奈良田湖の吊り橋を渡って行く。 奈良田湖吊り橋
トンネルを抜ける  吊り橋を渡り左折して行くと、トンネルが見えて来た。
 奈良田 第三発電所のコンクリート塀に沿って右折していく。 発電所脇を右折
 笹山登山口  10分もかからずに笹山登山口まで来る。まだ薄暗い中、登山道を登り始める。
 杉林の中、九十九折りの急登の道には鉄パイプの手すりが設置され、上に上にと続いていた。 いきなりの急登
導水施設  登山道入り口から急登を15分も登ったろうか、導水施設が見えてきた。
 1344Pまで60分ほどで登って来たが、ここまでは急登の連続でどこまで続くかと思っていたが、この辺りからは少し緩やかになってきた。 1433p
なだらかな登山道  1344mからの尾根道の緩やかで優しい道には、アセビだろうかトンネルのようになっていた。
 水場入り口まで来た。標高は1603mとまだまだ余談を許さないほど、先が長い。 水場入り口
ギンリョウソウ  1700m付近には、ギンリョウソウが咲いていた。2年前の八甲田山以来のギンリョウソウだ。
 1934m付近で見つけた切り株の上の小さな森です。 切り株に小さな森
 崩落地からの展望  崩落地(2217m)で一気に展望が開けました。笹山から農鳥岳に向かう稜線が見えてます。北には北岳も見える。
 ここまでのCTは4時間となっているが、3時間10分で登って来ました。私としては良いペースです。
 崩落地のすぐ上には、イワカガミが群生です。何故かこの辺りにしか見かけませんでした。 イワカガミ
 窪地にはたき火跡  窪地に来ました。ここにはたき火の跡があります。テントを張っていた痕跡もあります。
 やっと笹山の山頂らしき稜線が見えてきましたが、足が上がりません。両脚の大腿四頭筋がピクピクと攣り出しました。今までこんな経験はないほどのピクピクです。 笹山が見えて来た
 山梨百名山 笹山南峰  9時25分、広場のような笹山南峰まで来ました。山梨百名山の山名標識がありました。新しい山名標識のようです。
 北峰は少し先のようですが、少し休憩です。なかなかハードな山行でした。
 笹山北峰までは、10分もかかりませんでしたが、最後の登りがキツイです。 笹山北峰
 笹山北峰・黒河内岳  梅雨の晴れ間の素晴らしい快晴です。目の前には塩見岳から蝙蝠尾根が、手に取るように近くに見えます。
 
 蝙蝠尾根の先には、威風堂々とした悪沢岳が鎮座していました。 笹山北峰・黒河内岳
 農鳥岳に続く稜線  北側には、笹山から農鳥岳に続く稜線の先に、ピラミダルな北岳がそびえています。
 北東には、雲海の向こうに八ヶ岳が見える。雲の下は梅雨空のようです。 北東には雲海の上に八ヶ岳
 東には富士山  東には、笹山南峰の遙か彼方に富士山が雲の上から顔を出していました。
 山頂では、昼食休憩後に後から登って来た若い登山者と話し込み、70分もゆっくりと素晴らしい展望を味わっていました。
 下りは、大腿四頭筋のけいれんも無かったかのように、快調に飛ばし丁度3時間で奈良田湖まで下ることができました。
 帰りは、日曜日のために中央高速も東名高速も渋滞情報が出ていたので、本栖湖から道志道、16号と一般道で横浜まで帰ることにした。時間的には渋滞にはまったのと同じような時間で帰る事になりました。

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