深田久弥著 「日本百名山」より、 11月初旬、私たちはバスの通じる新しい枝折峠上の、電力中央研究所の氷雪害試験所で一夜の厄介になり、翌日小倉岳を経て駒ヶ岳へ登った。頂上は五,六坪の平地で小さな祠がおいてある。そこから幾つかの起伏を上下して、中ノ岳の手前で泊まった。稜線の両側は急傾斜で、テントを張るだけの平地を捜すのに苦労した。 |
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昨日、巻機山から枝折峠まで移動して、車中泊したときには5〜6台の車しか停まっていなかったが、朝起きると25台ほど入る駐車場に20台近くも駐車していた。私たち同様に今回の越後駒ヶ岳は、日帰り登山では長時間を要するために、朝早くから登る人達も多いようだ。 昨日のシャリバテの反省から、朝食をしっかり摂り行動食や昼食も沢山持って登り始めることにした。 |
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4時起床して朝食の準備をする。4時半になってもまだ薄暗いが早くも何組かの登山者が歩き出して行く。私たちは足下が心配なので明るくなってから登り出すことにした。 | |||||||||||||||||||||
このトイレはキレイに使われている。流す水が足りなくなったら、常備されている大きなポリタンクの水を水洗のタンクに入れて下さいと書いてある。但し、顔を洗うなどの水道は無かった。 登山口は、トイレの右脇から回り込むと登山道になっていた。 |
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5時20分、朝日が出てきた。今日も快晴の一日でありますように。 トイレの裏のこの右側が、登り口となっています。 |
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10分ほど登ると奥只見湖の上に雲海が出ています。この雲海が尾根道の上を流れる時に滝のように溢れるように流れることで有名な雲海のようだが、今朝の雲海は少しだけでした。 | |||||||||||||||||||||
15分ほどで観音様?が鎮座していました。 | |||||||||||||||||||||
5時50分、枝折大明神の祠まで来ました。 | |||||||||||||||||||||
5時55分、枝折大明神から急坂を登った所が明神峠になります。ここから長い稜線歩きが始まりです。 | |||||||||||||||||||||
6時25分、湿原がありました。この池塘は2つめの池糖で一段低い所にあります。 | |||||||||||||||||||||
明神尾根からの雲がかかった越後駒ヶ岳と左手前が道行山、越後駒ヶ岳の右手前に見えるのが小倉山で、遠く長い稜線です。 | |||||||||||||||||||||
7時00分。道行山へ登ります。前に行く登山者みんなが登って行くので、私たちも登って行く。ここは展望が良いだけで、登らなくても良かったようだ。 道行山の先から一人の登山者が戻ってきた。間違えて降りてしまったようだ、「やばい、やばい」と戻って来た。先に行くと、銀山平方面に行く道のようだ。 |
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明神峠から道行山、そして小倉山までは、2時間歩いても登った分下って標高が全く稼げない。 | |||||||||||||||||||||
8時00分。長い稜線を歩き、やっと小倉山分岐まで来ました。明神峠から2時間も歩いてたったの142mしか標高を稼げませんでした。 | |||||||||||||||||||||
8時45分。百草の池まで来ました。ここまでは緩やかな登りでしたが、ここからは急登のようです。 | |||||||||||||||||||||
百草の池から見上げると前駒だろうか、しかし、その上はガスで見えません。先が見えない中急登を登って行きます。 | |||||||||||||||||||||
急登を1時間ほど登ると、緩やかな道になったが相変わらずガスが山頂を隠していて、どの辺りか全く分かりません。 そのうちに大きな岩壁の急登が見えて来ました。 |
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岩場に書かれた赤い矢印に導かれて、急な岩壁をあえぎながら登っていくとアンテナが見えて駒ノ小屋が現れてきました。 | |||||||||||||||||||||
10時10分。駒ノ小屋に着いたときにもガスで山頂が見えません。とりあえずザックをデポして山頂を目指しますが、最後の20分〜30分でも山頂が見えないと頑張りが利きません。 | |||||||||||||||||||||
10時35分。越後駒ヶ岳にやっと辿り着きました。すると稜線のガスが晴れて来ました。ただ、廻りは雲の中で展望はありません。 | |||||||||||||||||||||
山頂では写真を撮り、駒ノ小屋にて昼食休憩のため降りて行きます。 | |||||||||||||||||||||
駒ノ小屋にて昼食休憩時に山頂のガスが晴れて、青空が見えて来ました。素晴らしい山容です。 | |||||||||||||||||||||
昼食休憩後、下山途中の稜線の先が前駒のようですが、下山時にも前駒の山名標識は気がつきません。ないのでしょうか。 | |||||||||||||||||||||
15時15分。9時間55分で枝折峠まで戻って来たが、朝と違って車は10台ほどしか残ってません。皆さん健脚での日帰り登山でさっさと帰ったようです。 今回の越後駒ヶ岳は、歩きがいのある登山で、疲れてのんびりと帰って来ましたが、シャリバテもなく無事に下山出来ました。 15時40分。日帰り温泉に向けて車を走らせました。 |
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今日も、関越道小出IC近くの日帰り温泉「見晴らしの湯・こまみ」に寄り、ゆっくりと汗を流した後、横浜まで帰ることにした。 しかし、今日はお盆の14日(日)です。赤城高原近くで渋滞の告知が出る。仕方がないので赤城高原SAにて夕食休憩をのんびりとってから帰ることにしました。それでも横浜には23時の帰宅となりました。 |
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巻機山−越後駒ヶ岳 |
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