深田久弥著 「日本百名山」より、
八幡平が一般に知られ出したのは、十和田・八幡平国立公園制定以来のことだろう。しかし、同じ国立公園の範囲の中にありながら、十和田湖へ行く人に比べて、八幡平の方がずっと少ない。まだ有名というわけではないだろう。私が初めて八幡平の名を知ったのは『山岳』(第22年1号)に載った沼井鉄太郎氏の「羽後国玉川渓谷の奥山」であった。それは大正9年(1920年)の8月、玉川渓谷から八幡平に入り焼山へ出た旅行記で、おそらく八幡平に関する最初の紀行であろう。 |
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第1次東北遠征の2日目は、昨日に岩手山を登り、八幡平温泉郷を経て八幡平山頂レストハウス駐車場まで来て車中泊をすることにしたが、昨夕からガスが出て強風が吹き荒れてきた。風の通り道である駐車場ではうるさくて寝ることも出来ないので、一段低く風の気にならない無料駐車場まで移動して車中泊したが、夜中まで荒れた天気は続いていた。今日12日は、八幡平のあとに酸ヶ湯温泉まで移動して八甲田山に登る予定なので、八幡平は少しはしょって申し訳ないが肝心な所だけで見て歩き移動することにした。
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朝4時に起きると、青空が広がり昨夜の荒天はどこかに行ったようで素晴らしい一日を感じさせていた。 しかし、大変なことになった。カメラのバッテリーが無いのだ、SONYのRX-100だがバッテリーを多く消費するのだろうか、今までも使ってきたが1日で使い切ったということが無いのでビックリした。あと3日の山行の記録が撮れない。一瞬慌てたが、カミさんがスマホが有るではないかと…。少し落ち着いてスマホで撮れることに一安心した。 |
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4時半駐車場を出て、5分もかからずにレストハウスのトイレまで来る。 昨夜はこのトイレ前の駐車場にいたのだがあまりの強風に下の駐車場に移動したのだ。この駐車場は8時30分頃から料金徴収に来るらしいので、それまではここに駐めてもいいのだが、5分もかからないので下に置いたままトイレまで来た。 |
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トイレの前にある登山口から登り出して行く。 | |||||||||||||||||||||
見返し峠から八幡沼方面に歩くと右下に、レストハウスと下の無料駐車場が見えてきた。 | |||||||||||||||||||||
更に東に行くと、昨日登った岩手山が目の前に見える。今日は朝から山頂にはガスがかかっていない。この2〜3日東北の山々は快晴で登山日和だと昨日登った岩手山8合目避難小屋の人が言っていたのを思い出した。 | |||||||||||||||||||||
八幡沼まで来ると湿原にはハクサンチドリやワタスゲが咲いていたが、ニッコウキスゲはまだ早いようでした。 | |||||||||||||||||||||
花々にとっても朝も早いのか、少し寝ぼけているように見える。それとも私が寝ぼけているのだろうか。いやスマホのピントが甘いことにしよう。 | |||||||||||||||||||||
源太分れまで来た。源太森まで行きたかったが、その後の時間が気になって、展望台方面に向かうことにした。 | |||||||||||||||||||||
湿原は、ワタスゲがキレイでした。 | |||||||||||||||||||||
展望台まで60分ほどで来た。東に岩手山、目の前に八幡沼とガマ沼が見える。 | |||||||||||||||||||||
八幡沼には東から昇ったばかりの太陽が湖面に反射して幻想的だった。朝早くの誰もいない湿原も結構良かった。 | |||||||||||||||||||||
八幡平頂上に5時50分。展望台にて紅茶とパンにて軽い朝食を摂りのんびりしていると、私たちより一足早く源太森まで行き帰って来た夫婦連れが登って来た。これから秋田駒ヶ岳まで行くと言っていた。写真を撮った後、早々に下山して行った。 | |||||||||||||||||||||
30分ほど展望台にてのんびりした後、下山する事にした。 | |||||||||||||||||||||
メガネ沼、鏡沼を見ながら下山する。 | |||||||||||||||||||||
レストハウス前に出る。さすがに朝早く1台も駐車はしていなかった。 | |||||||||||||||||||||
レストハウスの駐車場前には、秋田県と岩手県の県境標識が立っていた。 この後、東北道を経て酸ヶ湯温泉まで行き、八甲田山に登ります。 |
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岩手山-八幡平−八甲田山−岩木山 | |||||||||||||||||||||
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