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 深田久弥著 「日本百名山」より、
 私の学生時代には赤城に行く事が、旅行好きの学生間の一つの慣わしであった。大正の末年で、まだ猪谷旅館の存在した頃である。今は箕輪から簡単に入れるようになったが、当時は普通水沼から鳥井峠を越えて大沼湖畔に出た。黒檜山に登ったり湖畔を散策したりして、帰路は敷島に出たこともあった。二本楢を経て片品川の方へ降りたこともあった。どの道を採るにせよ、現在のように山の混雑しない時代だったから、ほとんど人に出あわない静かな山であった。

山行状況
日程 2016/6/11 入山地 県立赤城公園
おのこ駐車場
メンバー 大島・Y
行動時間 3時間50分
コース及びタイム
横浜5:00-関越道-赤城IC-7:30赤城公園おのこ駐車場7:50-赤城神社8:00-登山口8:05-展望台8:20-尾根道分岐9:25-9:30黒檜山・展望台10:10-大ダルミ10:40-10:50駒ヶ岳10:55-分岐11:05-駒ヶ岳登山口11:35-11:40駐車場12:05-横浜15:00

 カミさんの膝関節症の様子を見るための登山として、標高差の少ない楽そうな山として赤城山を選択しました。昨年は私が脊柱管狭窄症ため日本百名山は雲取山と至仏山の2座しか登れなかったが、今年はカミさんが春先に膝関節症を発症して、今年も二人しての登山が出来ないかと危うんでいたが、なんとか膝関節症も少しづつ良くなってきたので、これからのシーズンに向けて日本百名山へも引き続き挑戦したい。

 赤城山は、榛名山、妙義山と並び上毛三山の一つに数えられる。又、赤城山は一つの大きな火山体の名称であり、黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山、荒山の山々と大沼、小沼等のカルデラ湖からなっており、同名の峰は存在していない。

所畑  赤城公園駐車場に入る前の山道には、オレンジ色のレンゲツツジが群生していた。ここのツツジを見て、そうだこの時期の赤城山のツツジは有名なんだと、すっかり忘れていたが改めて思いだしていた。
 駐車場から湖畔を歩き、赤城神社に参拝してしてから登山することにした。 小袖駐車場
雲取山登山口  朝から多くの登山者が登山口に向けて歩いていたが、あまり神社に参拝してから登る登山者はいないようだ。
 今回は、今年始めての日本百名山なので今年の登山もケガの無いようにお賽銭を入れてきた。
 黒檜山登山口では、グループ登山のリーダーが登山の手順や注意を与えていたので、お先に失礼して登り始める。 明るい杉林
紅葉  登り始めから、昔の火山の名残の大きな岩が累々として横たわっている急登を登って行く。
 15分も登ると、大沼とその向こうに見える地蔵岳が青空の中、目に飛び込んでくる。 堂所
緩やかな登り  今日は、梅雨の晴れ間の土曜日で、多くの団体登山が前に後に長い列を作っている。
 カミさんは、大きな岩の連続で、「厳しい」といいながら登る。 ブナ坂
富士山  黒檜山の山頂で9時30分だが、すでに多くの登山者で一杯であった。
 展望台にて、遅い朝食を取る。ガスが広がり遠くの展望はなかったが、山頂での気分を満喫した。 奥多摩小屋
小雲取山  大ダルミへの下山途中に、オレンジ色のレンゲツツジを見た。帰宅後に前回の登山時(2007/6/11)は、奇しくも同じ6月11日であったが、その時のこの山のツツジは、写真を見ても赤いレンゲツツジであった。
 駒ヶ岳の勇姿が見えたが、今回はあまりレンゲツツジが見られなかった。 小雲取山
雲取山避難小屋  大ダルミまで30分ほどで降りると、駒ヶ岳まで15分と出ていた。
 駒ヶ岳までは10分ほどで登り、その後の下りは笹原の尾根道を緩やかに下ると、分岐に出る。 雲取山山頂
雲取山  その分岐からは、数カ所の鉄製の階段を下り、つづら折りの登山道を下ると30分ほどで駒ヶ岳登山口へ降りる。
 数カ所ある駐車場は、お昼時で満車の状態で、早々に帰宅の準備をして車を出す。朝方通った道路沿いのレンゲツツジの群生地帯は、大型バスや観光客で混雑し賑わっていた。

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