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深田久弥著 「日本百名山」より、
雲取山は東京から一番近く、一番深山らしい気分のある2000m峰だけあって、高尾山や箱根などのハイキング的登山では物足りなくなった人が、次に目指す恰好な山になっている。山頂に通じる道は、氷川から、日原から、鴨沢から、幾筋も開かれているが、一番易しい普通のコースは、三峰神社までケーブルカーであがって、そこから尾根伝いに、白岩山を経て達するものであろう。どのコースを取るにしても、相当距離が長いので、途中一泊を予定しなければならない。
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山行状況 |
日程 |
2015/11/16 |
入山地 |
鴨沢・小袖駐車場 |
メンバー |
大島・Y
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行動時間 |
8時間00分
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コース及びタイム |
横浜4:00-圏央道-日の出IC5:35-国道411号-所畑-6:50小袖駐車7:10-堂所8:35-ブナ坂10:05-10:40奥多摩小屋10:50-小雲取山11:25-11:45雲取山12:20-ブナ坂13:15-堂所14:05-小袖駐車所15:05-横浜18:10 |
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今回は、海老名からの圏央道が開通したので横浜からは日の出ICで降り奥多摩湖まで、2時間ほどで行くことが出来た。 2012年秋に登ったときには、鴨沢から小袖駐車場までいけたが、現在はその途中の崖が崩落して通れないということで、現地に電話を入れて確認したところ、所畑の林道から小袖駐車場までいけるとの事で、狭い林道を通り小袖駐車場までたどり着く。
2〜3日続いた雨も上がり、快晴の一日となっていた。前回は一人で登ったために山頂までの緩やかな登りは、それほど遠くなかったが、今回は非常に長い一日となっていた。それでも、昨日までの雨と違い快晴の一日で気温も上がり、落葉した林の中では太陽が背中を照らし暖かく、雪を被った富士山が西の空に輝いていた。
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鴨沢を過ぎ、しばらく走ると所畑の林道が見えて来ました。この坂道を右に登って行きます。 |
狭い林道をしばらく登ると、小袖駐車場まで出てきました。前回の時には駐車場が広く30ほどは駐車できたようですが、今回は土砂が奥の方に置かれていて、15〜20台しか駐車出来ないようです。
ちなみに写真は、降りて来たときに撮りました。 |
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登山口は、3台ほど車が置ける駐車場の後から登ります。 |
杉林の中では昨日までの雨の影響もなく、歩きやすく緩やかな登りが続いていました。 |
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杉林の中をしばらく登ると、カエデやモミジ等の落葉樹が紅葉して足下にキレイな落ち葉のじゅうたんとなっていました。 |
堂所の指標が見えて来ました。ここまでも歩きやすい緩やかな登りでしたが、カミさんには、なぜか遠く長い登りのようで、1時間半ほどかかりました。 |
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堂所からも緩やかな登りは続いていて、七ツ石山の巻き道を明るい太陽の日ざしを受けながら登って行きます。 |
ブナ坂まで登って来ましたが、シラビソ等の針葉樹の立ち枯れが多くなってきました。酸性雨のせいでしょうか、気になるほど多かったです。 |
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快晴の登山日和で、西には富士山が雪を被って山並みの向こうにそびえ立っています。 |
奥多摩小屋まで来ました。小屋の布団や毛布が干してありました。小屋の主人の話だと、「昨日は日曜日だったが雨のために、誰とも会わなかったよ」と話していました。 |
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奥多摩小屋からの登りは、このコースで唯一の急登でこの坂さえ登りきれば、雲取山の山頂が目の前に出てきます。 |
小雲取山の富田新道との分岐に着きました。ここまでの急登は厳しかった。 |
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雲取山の避難小屋が見えて来ました。なかなか小ぎれいな小屋でした。 |
山頂には、11時45分、4時間35分もかかりました。それでも快晴の山頂からの展望を見て疲れも吹き飛びました。
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今年は、私の腰痛のために、夫婦で登る百名山の挑戦は尾瀬の至仏山と今回の雲取山の2座のみで終わりそうです。
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