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深田久弥著 「日本百名山」より、
剣山の山頂は、森林帯を辛うじて抜いた草地で、その広々とした原は、昼寝を誘われるようなのんびりした気持ちのいい所であった。すぐ真向かいには、こちらよりわずかに低いジロウギュウがなかなか立派であり、北方には幾重にも山を越えて瀬戸内海の方が見渡せた。ほとんど平野らしいものは見えないから、逆に人里から剣山を仰ぐことは出来ないであろう。それほど奥深い山といえる。
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山行状況 |
日程 |
2014/9/13 |
入山地 |
見の越・剣神社 |
メンバー |
大島・Y |
行動時間 |
2時間55分
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コース及びタイム |
吉野川SA5:30-6:55見ノ越駐車場7:10-西島駅8:00-剣神社8:20-8:45剣山-9:15-西島駅9:30-10-05見ノ越駐車場10:20-11:40貞光道の駅12:40-淡路島日帰り温泉-京都土山SA-浜名湖SA-足柄SA-横浜
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横浜から四国は遠いうえに、剣山までのアプローチも長い、深田久弥も言っているが「人里から剣山を仰ぐことが出来ないほど、奥深い山である」と。村落の狭い道の間を走り、山道に入ってからも延々と林の中を走っていく。吉野川SAから1時間30分ほども走ってやっとたどり着く。アプローチが長い割に、剣山登山はあっという間に終わったので、横浜までの帰る時間が早まって助かったが、すぐに帰るのがもったいほどあっけない登山であった。
剣山は、四国第2の高峰で、徳島県の最高峰です。剣山山頂は、「平家の馬場」と呼ばれるほどのササ原の草原となっているが、裸地化防止のための木道が引き詰められている。また、一等三角点がしめ縄で飾られているという珍しい光景も見ることが出来た。
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徳島道から1時間半もかかり、やっと見ノ越駐車場に到着した。来る途中の道のりを考えると、山の中にこのような大きな駐車場があるとは思っていなかったので、ビックリした。 |
登る準備をして、剣神社の長い階段から登山道を登る。 |
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石仏が私たちを迎えていた。 |
緩やかな登山道を登っていくと、見ノ越から出ているリフトの下のトンネルに出てくる。 |
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のんびり50分ほども歩いただろうか、リフトの西島駅に到着した。ここから北の山々が見えてきたが、山の上には雲がかかっている。 |
そのまま、鳥居の下を剣神社方面に向かう。 |
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のんびりとなだらかな坂道20分ほど登ると前方に大きな特徴のある岩が見えてきた。大剣神社です。 |
剣神社からは15分も登ると、笹原の向こうに山小屋が見える。その上は山頂のようだ。 |
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鳥居の向こうに、山頂ヒュッテが見えてきた。 |
山小屋の手前に剣神社の本宮がこじんまりとあり、その脇の階段から山頂の登って行く。 |
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山頂は広大な笹原が広がっていた。昨日登った石鎚山の猛々しいほどの山稜と違って、のんびりゆったりとするような、優しさが感じられるような剣山のてっぺんでした。 |
頂上三角点は、しめ縄が掛けられていました。そこをバックに撮影してもらいました。 |
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西南方向には、ジロウギュウが近くに見えていますが、往復すると2時間ほどもかかりそうなので、見るだけで下ることにしました。 |
山頂ヒュッテの上から写真を撮っています。 |
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下りは、刀掛の松を経由して帰ることにしました。その後、リフトの西島駅からは、登って来たコースを下って帰る。 |
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