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吾妻山、天元台高原スキー場

 深田久弥著 「日本百名山」より
 一口に吾妻山と呼んでも、これほど茫漠としてつかみどころのない山もあるまい。福島と山形の両県にまたがる大きな山群で、人はよく吾妻山へ行ってきたというが、それはたいていこの山群のほんの一部に過ぎない。
この山群には一頭地を抜いた代表的な峰がない。それでいて、東北では貴重な1900m以上の高さを持つ峰が、10座近くも群がっている。しかもそれらの峰がいぜれもずんぐりした形で、顕著な目印もないので、遠くからこの山群を望んで、どれがどの峰かにわかに識別しがたいほどである。

山行状況
日程 2014/7/16 入山地 白布温泉
メンバー 大島・Y 行動時間 7時間10分
コース及びタイム
天元台湯本駅5:50-天元台高原駅6:40-第1リフト6:45-第2リフト7:05-第3リフト7:25-リフト終点・北望台8:10-かもしか展望台8:35-おお凹(おおくぼ)水場9:00-梵天岩9:30-吾妻神社9:40-10:00西吾妻山10:05-10:25梵天岩11:10-おお凹水場11:35-かもしか展望台11:50-リフト12:15-天元台高原駅12:50-13:30天元台湯本駅13:50-14:00白布温泉・西屋旅館(日帰り温泉)14:45-裏磐梯経由-横浜20:30
吾妻山地図

 昨夜は、湯本駅の上の駐車場にて車中泊をする。朝4時半、明るくなってきてから起床し、朝食を済まして登山の準備をする。ロープウェーの営業は8時20分からなので、早めに登れば上の方まで歩いて行けるので、行けるところまで登って行くことにした。

天元台湯元駅  今日の天気は、午後から雨の予報が出ていたのでロープウェーを待っている時間がもったいないと、5時50分から歩き出す。
 湯本駅の前に林道から登り始める。昨日駅の係員に確認したところ、駅から真っ直ぐ登って行く登山道は、最近あまり登るひとが少ないので道が大分荒れているとの情報で、「林道歩きが間違いないよ」とアドバイスを貰った。 林道入り口
林道からの天元台高原駅  湯本駅から天元台高原駅までの林道は、等高線を見ても混み合っている分、急登が続く林道であった。それでも登山道を登るより楽ちんである。
 50分でロープウェーの天元台高原駅に着いた。 天元台高原駅
アルブ天元台  ここには宿泊施設もある大きな建物があり、スキー場のゲレンデが広がっていた。夏休み直前のこの時期、朝の7時前のためにさすがに人の気配もない、大きいゲレンデが広がっていた。
 もちろんリフトも動いていない。登山道らしき道も見えなかったが、朝からゲレンデの草刈りをしている人達がいたので聞いてみたが、「上まで行くならゲレンデを登って行って良い」との事で、リフトに沿って登り始める。 ゲレンデを登る
リフト  第2、第3リフトとなだらかな緩斜面のゲレンデが広がり、のんびりと登る。
 更に登って行くと白い花(名前は分からない)が群生している横を通って行く。 お花畑
ニッコウキスゲ  ニッコウキスゲは少なかったが、それでも存在感は充分あった。
 リフト終点の北望台に8時10分到着。まだリフトは動いていなかった。 北望台
 かもしか展望台  北望台からは、ゴツゴツした岩だらけの登山道を登る。かもしか展望台にやって来た。天気はあまり良くないが、それでもそれなりの展望がある。
 かもしか展望台からは下りとなり、木道が続いていた。分岐から右に行くと、吾妻山・梵天岩方面に下って行く。 分岐
 お花畑   左側にお花畑が見えて来た。ワタスゲ等が咲いている。
  イワカガミとチングルマもたくさん咲いている。 イワカガミとチングルマ
おお凹水場   お花畑を過ぎて梵天岩への登り口に、おお凹(おおくぼ)の水場があった。
 水場からは、大きな岩の間を登っていくと、目の前に高層湿原の池塘と梵天岩が見えてくる。 梵天岩
西吾妻山  梵天岩から先は蓼科山のような岩だらけの平らな場所を過ぎ、15分で西吾妻山である。
 西吾妻山の山頂に10時5分、4時間15分かかる。山頂は全くの展望がない。写真を撮って5分で梵天岩まで戻っていく。 西吾妻山山頂
梵天岩  梵天岩にて昼食としたが、30分も休んでいるとポツポツと雨が落ちてきた。雨具を着込んで下ろうかと思っていた頃に、リフトで登って来た第1陣であろう団体のツアー登山15名ほどが2組、約30名もの大所帯がやって来た。
  下りは、雨も降り出して来たために、リフトを使って降りることにした。ガスも出始めていました。
 湯本駅まで戻る途中に大雨となり出して、駐車場につく頃にはびしょ濡れとなっていました。
リフト
 白布温泉・西屋旅館  帰り際には昨日入った、西屋旅館(全日本秘湯の会)の源泉掛け流し風呂に再度入る。この風呂は豪快に滝のように音を立てて源泉が流れ込んでおり、風呂の中には今風の洗い場も無い、なかなか味わい深い風呂でした。
 裏磐梯の檜原湖を見ながら高速に乗り、横浜には20時30分帰宅でした。

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