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小机城趾

山行状況
日程 2014/4/4 入山地 小机駅
メンバー 大島家族 行動時間 2時間30分
コース及びタイム
小机駅10:15-小机城趾入口10:30-小机城趾散策10:50-鶴見川11:10-日産スタジアム11:50-新横浜公園12:00-昼食休憩13:00-帰宅
小机城趾・鶴見川ハイキング地図

 桜が満開となってきた春休みに、子供たちがやって来たが、風邪を引いていたり、雨が降ったり止んだりで遠くのハイキングの予定が立たない。その為に近くの、小机城趾から新横浜公園の桜巡りに出かけることにした。
 小机城が歴史的に登場したのは、1478年(文明10年)に起きた戦である。その小机城を攻めたのは、江戸城を造ったことで有名な太田道灌で、昔の資料によると、城の守りが堅固な上に、攻め手が小勢なため包囲は数十日に及んだが、最後は攻め落としたそうだ。

小机駅北口  小机駅の北口から歩き出して行く。
 最近は日産スタジアムへ行くのに小机駅が便利だと認識されて、Fマリノスの試合当日や、コンサートがある日には非常に混雑することもあるが、普段は駅の北側は田んぼや畑があり、のんびりとした田園風景が広がっている。
  線路に沿って歩いて行くと、「小机城趾」の木柱や看板があり、わりやすくなっている。
 畑の向こうに小机城趾が見えてくる。現在は「小机城趾市民の森」として、小机城の遺構の残る丘陵を横浜市が整備・管理している。
小机城趾
住宅街  田んぼや畑を過ぎていくと住宅の中に入って行く。至る所に小机城趾祭りの旗が立っているのでこの時期はわかりやすい。今年も4月6日の日曜に城趾にて開催される。
 それでも始めてだと、この電柱にある「小机城趾」の張り紙、道標がないと、どこから入ってよいのかわかりにくい。 道標
小机城趾入り口  住宅の向こうに入り口らしき所が見えて来た。道が狭くなっている。
 市民の森の入り口にトイレがあった。横浜市の管理だからか、トイレの中もキレイになっていた。 小机城趾トイレ
空堀  登って最初にあるのは、竹林の中に、空堀がめぐらされていた。かの太田道灌も、この城を落とすのを攻めあぐんだことの一つであろう「空堀」が当時のまま残っている。
 「空堀」の案内板である。要所要所に説明のための案内板も立てられている。 説明版
二ノ丸  丘陵全体が雑木林で覆われ、鬱蒼とした木立や見事な竹林などを見ながら、二ノ丸広場に出てきた。
 この広場には、駅の方からも見えていた桜が満開であった。
 二ノ丸広場を抜けて、竹林の道に来ると、ここも空堀であった場所がほぼ原型で残されているが、キレイに整備されている。この道は竹の枯れ葉が積もりフカフカとして歩きやすく心地よい。 空堀
本丸跡  小机城趾のこの丘陵は標高40メートルほどで、西側には、丘陵を分断する形で第三京浜が通っているが、この本丸跡は、当時のままのようだ。
 この本丸跡にも大きな桜の木が花を咲かせていた。
 本丸跡からは一旦階段を下りる。第三京浜道路が分断している向こう側に行く。 階段
第三京浜道路の下  第三京浜道路の下のトンネルをくぐって行く。
 今度は急な階段を登る。 階段
城跡  先ほどの城跡とその向こうには、日産スタジアムが見えてくる。手前には第三京浜道路が城跡を分断しているのがよくわかる。
 急な階段を登り、そのまま下っていくと、民家の間の狭い道に出てくる。その民家を通り過ぎると通りに出てくる。 狭い道
鶴見川  そのまま通りを横断していくと鶴見川に出てくる。今日は、対岸から日産スタジアム方面に歩いて行く。
 現在、鶴見川沿いには、首都高環状北線が建設中で、首都高生麦ジャンクションから新横浜の下を通って第三京浜道路の港北インターまで工事を行っている。
 工事は平成28年に完成の予定となっている。
環状北線
環状北線  鶴見川ハイキングロードを歩き、亀ノ子橋から見た風景だが、この橋の右側から地下を抜け出した道路は、ここから高架となる新横浜出入り口を建設中である。
 日産スタジアムまで戻ってくる。ここからはスタジアムの外周を廻って桜並木まで行く。  日産スタジアム
日産スタジアム  スタジアムの正門前を通って歩道橋を渡り労災病院前の川辺に向かう。
 新横浜公園は日産スタジアムを取り巻くように、配置されていて、日産スタジアムの北側は、鶴見川との間の遊水池(50年・100年に一度の大雨対策)が野球場からテニス・サッカー場まで設置されている大きな公園となっており、ここの桜は、鶴見川の支流の鳥山川沿いの公園である。  桜並木
桜の花見  この公園では、昼休みに近くの会社に働いている人達が、お弁当を食べながら花見をしている人達も多く、中には、ビニールシートを持ち出して職場の仲間10名、20名ほどで食事をしている風景がみられた。

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