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丹沢山山頂

 深田久弥著 「日本百名山」より、
 私が百名山の一つに丹沢山を取り上げたのは、個々の峰ではなく、全体としての立派さからである。丹沢山塊という名称は、たぶん、高頭式の『日本山岳志』から始まったのだろうと思うが、ただ表尾根を歩くだけではなく、その奥深く入れば、山の規模は大きく複雑で、容易にその全貌をつかめない。

山行状況
日程 2014/11/5 入山地 宮ヶ瀬・塩水橋
メンバー 大島・Y・A 行動時間 5時間45分
コース及びタイム
横浜6:00-7:20宮ヶ瀬・塩水橋7:40-ワサビ沢出合8:20-堂平8:50-砂防堰堤9:20-天王寺尾根9:55-10:35丹沢山11:20-天王寺尾根11:45-砂防堰堤12:10-堂平12:30-ワサビ沢出合12:50-13:25塩水橋13:40-横浜16:00
塩水橋から丹沢山地図

  最近、夫婦一緒に百名山に登るようになって、今年も14座の百名山に登る事が出来た。カミさんは10月の高妻山にて43座目を登る事が出来たが、横浜から一番近い百名山の丹沢山には未だ登った事が無かった。塔ノ岳や西丹沢の檜洞丸まで連れて行った事はあったが、丹沢山塊の中心部でもある丹沢山と蛭が岳は一緒に登った事が無かったので、横浜の家を出てから4時間半ほどで山頂まで登れる百名山に行くことにした。

塩水橋  最近、塩水橋からの登山情報を見ていると、道路脇にポールが立てられて車を止めるのが厳しいと出ていたので、あまり遅い時間に行くと駐車するのが大変そうだ。と思っていたが、一番多く駐車出来るこの場所にはポールがが立っていないので一安心して駐めることが出来た。
 そのかわり、Uターン場所や狭く交差しにくい場所にはポールが立っていた。
 この朝は、入り口には駐車禁止の綱も張られていたが、しばらくすると工事用車両が数台登って来た。 塩水橋ゲート
 塩水林道  瀬戸橋の脇には、本谷川に進む道路に『崩落のため通行禁止』の看板が置かれてあった。
 塩水林道を登る。脇を流れる塩水川の水量は多いようで、音を立てて流れていた。 塩水林道
ワサビ沢出合  45分も林道を登ると、ワサビ沢出合に着く。相変わらず標識は無く、ガードレールの鉄柱に小さな字で「ワサビ沢出合」と書いてあるので、この道が分からなく行き過ぎる人もいるのではないか。
 崩落しそうな橋を渡り、対岸にでる。 ワサビ沢出合
 堂平への登山口  真っ直ぐ行くと弁天尾根へのルートになるのだが、橋からすぐの所に、黄色い「保安林」の標識がある。この上には以前「堂平」という指標があったのだと思うが、今は無くなっていて、見過ごしやすいようだ。
 
 ハイシーズンには、多くの登山者も登り下りするのだろうが、この時期だからか、藪こぎまではいかないが、うっそうとしかけている。 急登
急登  林道登りと違い、時間は短縮できるが、結構な急斜面を登って行く。
 堂平の観測所のすぐ脇に出てくるが、知らない人は、ここからの登山口があることは分からないほどうっそうとしている。 堂平測量所
 丹沢山登山口  この観測所の前から登山道が続いている。
 堂平からのは、杉林の中の整備をされた緩やかな登山道を砂防堰堤まで登っていく。 堰堤への登山道
堰堤  堂平からは杉林の中の緩斜面を30分ほど登り、砂防堰堤の到着した。小休止である。
 小休止の後、水のない堰堤を渡り、天王寺尾根への急な登り坂へと取り付く。 堰堤から天王寺尾根へ
天王寺尾根への急登  紅葉もほぼ終わり、落葉が目立つ急斜面をあえぎながら登っていく。
 砂防堰堤から30分も急斜面は続いていた。 天王寺尾根への急登
天王寺尾根分岐  天王寺尾根に出てきました。右に行くと天王寺尾根を下り、本谷川への道となっているが、「崩落のために通行禁止」の看板が出ていた。私たちは、左の丹沢山を目指す。
 しばらくは、水平移動で、息を整えながら歩いて行く。 天王寺尾根
 丹沢山へのクサリ場  塩水橋から丹沢山コースでは、唯一のクサリ場です。少し危険だが、ここさえ登ればあとは危ない場所はありません。
 クサリ場を登り、木道を進む頃には、雨が降り出して来ました。台風20号の影響で雨雲が出てきました。あわててレインジャケットを着ました。 丹沢山への木段
 丹沢山  山頂に近くなるにつれて、ガスが濃くなってきました。視界は20m〜30mでしょうか。
 山頂では雨は降っていませんでしたが、ガスで視界が利きません。 丹沢山
 ミヤマ山荘  ミヤマ山荘の脇に大きなマユミの木がありましたが、真っ赤な花が咲いているのに、霞んでいて気をつけて見なければ分からないほどです。残念でした。
 雨は降っていませんでしたが、あまりにも寒いので昼食は止めて、コーヒーだけ飲んで温まってから下りことにしました。 ガスの中の山頂
 天王寺尾根  帰り際の天王寺尾根です。登るときにはガスが出始めて展望がありませんでしたが、クサリ場の上からの展望です。
 下りも、このクサリ場は少し難儀していました。 クサリ場
 堂平  堂平まで降りると、大分暖かくなってきました。
 ワサビ沢出合までの急な下りを降りると、更に暖かくなっていました。 堂平からの下り
 塩水橋ゲート  塩水川ゲートまで無事に降りてきました。下りは2時間ほどで降りることが出来ました。13時25分でした。

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