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安達太良山山頂

深田久弥著 「日本百名山」より、安達太良山、それを歌った高村光太郎の詩が、この山を不朽にした。・・・その妻の言葉を、詩人はうたった。「智恵子は東京には空が無いといふ、ほんとの空がみたいといふ。」・・・この詩と同様「ただ遠い世の松風ばかりが薄みどりに吹き渡って」いる秋の末、私もその丘に上がってみた。そしてそこから、ようやく雲のとれた安達太良山を眺めた。それは代赭色に枯れた広い丘陵の起伏の彼方にあった。

山行状況
日程 2013/7/12 入山地 あだたら高原
スキー場
メンバー 大島・Y 行動時間 5時間20分
コース及びタイム
あだたら高原スキー場6:00-リフト施設脇6:25-五葉松平6:50-薬師台展望台7:05-仙女平分岐委7:50-安達太良山8:30-出発8:40-峰の辻9:05-くろがね小屋9:35-峰の辻分岐10:00-あだたら渓谷10:50-あだたら高原スキー場11:20-岳温泉にて昼食休憩12:30-二本松IC12:40-横浜17:00
安達太良山地図

 
前日に登った、磐梯山から岳温泉、そして、あだたら高原スキー場の大きな駐車場に移動して、車中泊したが、こんなに大きな駐車場になぜか、外部のトイレがない。昨夜もカミさんが、トイレがないので、ビールも飲まないで早々に車に入り、寝てしまったが、今日も、早朝から、落ち着かなかった。やはり、トイレは必要ですよね。
 薬師岳経由で登っていく。途中のリフト下から滑りやすい登山道を登っていく。薬師岳からは晴れていれば、智恵子が言っていた、「安達太良山とほんとうの空が見えた」と思うが残念ながら山頂はガスって雲の中でした。山頂は、20〜30mもの強風が吹き荒れていて、智恵子の時の安達太良山ではないのでは、と思いました。


あだたら高原スキー場  あだたら高原スキー場の早朝です。東から太陽が昇ってきました。
 5時頃から朝食を食べて6時に出発しました。あだたら高原スキー場の入り口、ここから真っ直ぐに登山道となっています。
さすがに、この時間はゴンドラ、リフトは動いていません。
ここから登山道
リフトの下が登山道  歩き始めて、10分ほどで、勢至平との分岐を左に曲がり、リフトの下から登山道に入る。しばらくはこのような斜面を登っていく。
 リフト施設を右に見て、傾斜が強まる灌木の中を登っていくと五葉松平に着く。ここでは、ドウダンツツジが咲いてはいたが盛りは過ぎていた。
約1時間で、薬師岳展望台に到着した。ここからは山頂はガスがかかって見えませんでした。
薬師岳展望台
シャクナゲが咲いていた   展望台からは、歩きやすい緩やかなハイキングコースとなっていた。この登山道には、ドウダンツツジがトンネルを作るように覆っていた。
 山頂の乳首山までやってきました。しかし、この尾根道まで登ってきたら、それまでとはうって変わって、20〜30mもの強風もの強風です。なんとかカミさんと一緒に山頂まで登ったが、写真を撮るのもやっとで早々に降りてくる。 安達太良山
牛ノ背から嶺の辻まで降りてきた  牛ノ背から峰の辻まで下ってきたが、牛ノ背でも強風で、カミさんと手をつながないと吹き飛ばされそうな風でした。そのおかげで、爆裂火口の写真も撮れないほどのすさまじい風で、急いで峰の辻まで駆け下りて来ました。
 峰の辻からは、うって変わってのんびりと下り、30分でくろがね小屋に着きました。ここではあまり人の気配もありません。 くろがね小屋
あだたら渓谷  馬車道をたどって下ってきました。あだたら渓谷の涼風を感じながら、奧岳登山口の駐車場に11時20分到着。5時間20分の登山でした。

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