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深田久弥著 「日本百名山」より、
蓼科山は俗に北八ツと称せられる連嶺の一番北の端に、一きわ抜きんでている峰で、その余威はさらに北に向かって、次第に高さを落としながら広大な裾野になる。しかしそれは赤城山のようにスムーズな美しい形ではなく、幾らかが不整系なので人々の眼はただその円頂のみのそそがれる。その円頂はどこから望んでも端正な形を崩さず、蓼科山が名山と讃えられたゆえんも、ここにあるのだろう。
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山行状況 |
日程 |
2013/8/19 |
入山地 |
蓼科山登山口 |
メンバー |
大島・Y |
行動時間 |
6時間40分 |
コース及びタイム |
横浜3:00-蓼科山登山口駐車場6:15-蓼科山登山口6:30-八ヶ岳の展望箇所7:35-蓼科山9:10-休憩10:10-蓼科山荘(将軍平)10:40-天祥寺原11:45-竜源橋12:50-蓼科山登山口駐車場13:10-横浜18:00 |
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横浜を3時に出発し、調布から中央高速に乗る。この時間はETC深夜割引の時間で半額になるので、割引感が強く得した感じである。
6月7月の磐梯・安達太良山そして月山は、ガスの中で強風そして大雨とさんざんな登山でしたが、今回は久しぶりの暑く、快晴の中の登山でした。その分大汗となってはいたが、カラマツやコメツガ林の中を登っていくので、夏の直射日光は森林限界を過ぎた最後の岩々が累々と広がる山頂だけであった。
目の前に八ヶ岳、眼下には白樺湖や女神湖が見える。そして南アルプスから北アルプスの槍ヶ岳がくっきりと見える360度の大展望となっていた。
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ナビの設定が蓼科山登山口では出なかったので、ピラタスを目指し、そしてビーナスラインでここまでたどり着いた。30台ほどは停められそうで、簡易トイレもこの看板の後側にあった。 |
女神茶屋の目の前、この反対側がバス停でその脇に登山口があった。 |
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歩き始めは、カラマツの林の中を緩やかに登山道が続いていた。 |
しばらく登ると大きな岩がごろごろとした登山道に変わり、そのまま上までこのような岩の登山道でした。 |
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登り始めて約1時間で八ヶ岳が見える展望がある場所に出てきた。
この先は、しばらく緩やかに登って行くが、林の向こうに蓼科山が見え隠れする場所まで来ると、あとはひたすら登り、また登りとなってくる。 |
森林限界を過ぎると、山頂までおおきな岩の間を山頂を目指す。
眼下には白樺湖や女神湖が見えて来た。 |
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私たちが登って来た登山道では、登っている人と会わなかったが、登って見るとどこから来たのか、いつの間にか多くの登山者が湧き出てきたようでした。
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山頂で1時間ほど大展望を堪能してから、蓼科山荘へ下山していくが、ここでもツアー客を始めとして、登って来る人達で賑わっていた。中には、4才の女の子も歩いて登ってきているではないか。 |
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蓼科山荘でも大勢の登山者が休憩をしていた。話を聞いてみると、蓼科山7合目からは1時間ほどで登れるコースがあるとのこと、4才の女の子が登ってこれたかわかった。 |
蓼科山荘からは、天祥寺原方面に下って行くが、このコースも人に全く会わなかった。コースも荒れていてあまり登ってくることが無いのがわかるようだ。
天祥寺原から見た蓼科山である。確かに端正な形をした山であるが、山頂の岩が累々と広がる景色は下からは想像できない。
この後は、1時間ほども緩やかな下りを歩いて行く。地図には「コケが美しい」と書いてあったが、途中の沢には一滴の水も無いほどで、「コケ」も枯れそうな状態だった。 |
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