深田久弥著 「日本百名山」より、草津白根山は絶頂を極めて快哉を叫ぶと言った山ではない。顕著な頂上らしきものもない。火口を巡り一高一低の稜線が連なっていて、その最高点が頂上というものの、この山の特色は頂上よりむしろ、断崖をなした火口壁や火山湖の妙にある。
|
山行状況 |
日程 |
2012/10/16 |
入山地 |
弓池園地 |
メンバー |
大島. Y. A |
行動時間 |
3時間20分 |
コース及びタイム |
白根弓池園地8:25-白根山登山口8:40-爆裂火口9:10-展望台分岐9:20-本白根山探勝歩道最高地点9:40-展望台10:00-鏡池10:20-山頂ロープウェー駅10:50-弓池園地11:15-湯釜11:30-弓池園地11:45 |
|
|
草津温泉に前夜一泊したので、朝の出発はのんびりだった。草津温泉からのスカイラインには、多くの観光客がカメラを構えて紅葉と白根山の山並みを写していた。
弓池園地から、本白根山登山口まで車道を歩き、登山道に入る。シラビソやコメツガの林を抜けて爆裂火口にでる。登山道は木道で整備され、歩きやすいハイキングコースとなっていた。本白根山の最高点は登山道がなかったが、鏡池を巡って弓池園地に戻り、湯釜の白濁した湖を見て感動した。
|
|
弓池園地の駐車場に8時過ぎに到着しました。草津温泉からのスカイラインは、快晴の中、素晴らしい展望で多くの観光客がカメラを構えて絶景を堪能しておりました。 |
駐車場から道路の横切り、弓池を右手に見ながら舗装された車道を登山口まで歩いて行きます。 |
|
|
弓池園地から15分ほどで、登山口のリフト乗り場に到着です。この看板の奧、右手の林の中に入って行きます。 |
木道が整備された緩やかな登り坂を、のんびりと登って行きます。コメツガやシラビソの林となりました。 |
|
|
更に、30分ほど歩いて行くと、昔の噴火跡、爆裂火口に出てきました。 このから釜は直径300m深さ40mの爆裂火口跡だそうで、草津白根山には湯釜や鏡池等も沢山ある。 |
外輪山を登り左手に草津の町並みを見ながら歩くと探勝歩道最高地点にたどりつく。9時40分でした。右手の山が展望台です。 |
|
|
展望台からの眺めは素晴らしい。この写真は、爆裂火口の上にある最高峰が本白根山(2171m)だがここまでは登山道がなかった。 |
展望台から尾根道を下っていくと20分ほどで、鏡池に着く。 |
|
|
鏡池からは木道や、階段の歩きやすい登山道を下り、ダケカンバの林の中の、ほぼ平らな道を30分も歩くと、目の前に冬はスキー場らしき開けた場所に出てくる。ロープウェー山頂駅である。 |
弓池園地まで戻ってくる。朝方は気づかなかったが、駐車場の向こうに白根山(2160m)がそびえている。しかし、この山は登山道が無さそうだった。 |
|
|
一旦、駐車場まで戻り、湯釜まで15分ほど登る。白濁した湯釜は、なかなか神秘的で荘厳な感じの湖でした。 |
湯釜から見た、弓池園地です。
深田久弥は、『そのうち草津白根山一帯は、花やかな、しかし、俗っぽい観光地の賑わいを呈することは必定である』と言っているが、まさに多くの観光客がハイヒールで湯釜まで歩いているのを見ると、納得する思いである。 |
|
|
|