|
|
『日本百名山 深田久弥著』鹿島槍ヶ岳より 【昼の雲/船のさまして動かざる/鹿島槍てふ/藍の山かな】 これは三好達治君の歌である。・・・ 発哺温泉から眺める北アルプスの大観はすばらしい。眼路の果てに、妍を競うように高岳雄峰が立ち並んでいる。その見事なパノラマの中で、鹿島槍ヶ岳の美しい形が三好君の眼を惹いたに違いない。
|
山行状況 |
日程 |
11/8/17〜18 |
入山地 |
扇沢 |
メンバー |
大島・Y |
行動時間 |
1日 6時間30分
2日 9時間30分 |
コース及びタイム |
17日 柏原新道登山口5:00-ケルン6:00-ガラ場8:40-
種池山荘9:10-爺が岳中峰10:50-冷池山荘泊11:50
18日 冷池山荘発5:00-布引山6:00-鹿島槍ヶ岳南峰6:40-冷池山荘8:30-爺ヶ岳南峰10:55-種池山荘11:30-石ベンチ12:35-ケルン13:30-柏原新道登山口14:30 |
|
|
|
|
8月17日扇沢の柏原新道入口にある駐車場に車を停める。早朝の4時半頃なのに多くの車が停車していた。この駐車場や付近の駐車場を含めて50台ほども駐車していただろうか。 |
5時頃から登りだしていくが、登り始めはいつもつらい。「モミジ坂」のジグザグの急登に取り付く。
それでも、60分ほど登っていくと「ケルン」の手前で左手に展望が開け扇沢の駐車場がすぐそこに見える。 |
|
|
ケルンからなだらかな登り坂となっているが、長い登山道がどこまでも続いていた。
登山道は、この看板のように「水平道」や「黄金岬」とただ単なる行き先を示した指標だけではなく、山々の展望を楽しみながら登って下さいとの配慮もあり、つらい登りも気が紛れるような気遣いである。 |
ガラ場を8時40分。 このガラ場は落石のおそれがあるために慎重且つ速やかに通過しました。 |
|
|
見えてきました。種池山荘です。3時間10分ほどで到着しました。
ここで小休止していると突然の雨です。それも大粒の雨が降り出してきました。山荘の中に入って合羽を着込むことにしました。 |
爺ヶ岳がガスの中に隠れて見えません。 |
|
|
南峰を経て中峰に登る。南峰の立派な指標に比べてかわいそうなほど貧相な指標であった。ここが爺ヶ岳の主峰(2,669,8m)である。 |
爺ヶ岳中峰から約1時間で冷池山荘に到着です。その手前の冷乗越付近から冷池山荘が左に見えてきましたが、正面に見えるはずの鹿島槍ヶ岳はガスの中でした。 |
|
|
18日の早朝5時霧雨が降る中、合羽を着込みヘッドランプを付けていざ出発です。 |
布引山に6時頃到着。当初この付近がNHKの「坂の上の雲」のエンディングに流れていた登り坂だと思っていたが、本当は白馬岳の先にある「小蓮華山」での撮影だと分かりました。でも本当に同じような登り坂でした。 |
|
|
鹿島槍ヶ岳南峰に6時40分到着でした。しかしガスと雨の中で視界が全くありません。
それでも、北峰に行くことにしました。降ること15分、全く北峰が見えてきません。どんどんと降るばかりで、そのままキレットキレット小屋まで行ってしまいそうで心配になり南峰まで帰ることにした。
写真を撮った後は早々に冷池山荘まで戻り、朝食を取る。爺ヶ岳、種池山荘を経て、14時30分柏原新道入口の駐車場に無事戻ることが出来ました。 |
|
|