|
|
山行状況 |
日程 |
2011/09/24 |
入山地 |
武尊神社 |
メンバー |
大島・Y・A |
行動時間 |
8時間35分 |
コース及びタイム |
武尊神社駐車場6:10-剣ヶ峰山分岐7:00-手小屋沢避難小屋8:00-武尊山10:00-昼食休憩10:50-剣ヶ峰山12:10-剣ヶ峰山分岐14:10-武尊神社14:45 |
|
|
『日本百名山 深田久弥著』 武尊山(2158m)
武尊をホタカと読める人は山好き以外にはあまりいないだろう。武尊山が昔から宗教の山であった・・・日本で古くから行者が信仰的に登る山は共通の性格を持っている。それはたいてい厳つい岩のある山であって、その難所を通過することが修行になっている。そして、岩場には物々しい鉄梯子が取り付けられているが、それらは登攀を容易ならしめるためより、参拝者に畏怖の念を起こさせるための道具立てのようにさえ思わせることがある。 |
|
横浜を3時前に発ち、環八から関越の水上ICを経て武尊神社の駐車場に6時前に到着する。
すでに10台以上の各地からきた車が駐車していた。この左側にも舗装されていない駐車場があり総数で50台もの車が停められそうである。 |
駐車場の先に武尊神社があり、そこにお参りしてから林道を歩き出していく。
歩き出してすぐに林道脇の崖が崩落しており、車の通行は出来ません。 |
|
|
林道歩きの30分ほどは歩きやすかったが、その後は沢歩きのように音を立てて道の真ん中を水が流れていた。 |
手小屋沢避難小屋経由と剣ヶ峰方面の分岐に出る。 |
|
|
登りだしてしばらく行くと、大きな岩が現れてくる。このあたりから少しずつ難所が現れてくる。 |
この武尊山は、関東の山々の中でも自然の状態のままの登山道を作っているのではないかと思うほど、整備された階段は無く、倒木もそのままで山の初心者にとっては大変な登りとなっていた。 |
|
|
手小屋沢避難小屋まで約2時間。避難小屋はこの尾根道から少し降った所にある。 |
さらに登っていくと今度は、岩場が現れてきた。長いロープが設置されていて、そのロープを頼りにあえぎあえぎ登っていく。 |
|
|
最後の岩場を今度はクサリを頼りに登った後は、武尊山がガスの中に見え隠れしていた。 |
山頂に到着した時に、今まで厚く覆われていたガスがスーと消えて青空が現れてきた。 |
|
|
山頂には10名ほどの登山者が昼食を摂り絶景の山々を見ながら登山談義を交わしていた。 |
後に遠く皇海山(スカイ)が見える。手前の山は右から前武尊山、家ノ串山、中ノ岳の連なりはすべて2000mの高さのようだ。 |
|
|
昼食休憩後に剣ヶ峰山に向けて下っていく。朝方の寒くガスの中を歩いていた時とはうって変わって、素晴らしい青空となってきた。
武尊山から剣ヶ峰の鞍部から武尊山(右側)を仰ぎ見る。 |
振り返って剣ヶ峰山を見る。青空にくっきりと剣ヶ峰の山容がそびえ立っていた。 |
|
|
下りにも悪戦苦闘しておりました。地図にはただ「急坂」の記載がありましたが、これほど苦労するとは・・・。 |
下ること2時間。5つほどの小さな沢を渡って降りていくが、なかなか下の分岐までたどり着かない。
地図には下の分岐まで1時間30分とあったが、結局2時間以上もかかり、やっとの事で分岐にたどり着いた。 |
|
|
武尊山を登ってみた感想は、深田久弥が書いている武尊山の印象そのものであるような気がする。
『日本で古くから行者が信仰的に登る山は共通の性格を持っている。それはたいてい厳つい岩のある山であって、その難所を通過することが修行になっている。』
|
|
|