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白馬岳から杓子岳

『日本百名山 深田久弥著より』
 日本アルプスの初見参が白馬岳であった人は少なくないだろう。・・・登りに変化があってしかも易しく、道も小屋も整っている。コースもいろいろあって、正面の大雪渓から登り、帰りは北行して白馬大池を訪うもよろしく、南行してわが国最高の露天風呂白馬鑓温泉に一浴するのもおもしろかろう。・・・いずれにせよ、白馬岳は、槍ヶ岳とともに北アルプスで最も賑わう山である。

山行状況
日程 2010/9/1〜3 入山地 栂池
メンバー 村田 大島 武井
長谷川 斉藤

行動時間 1日 4時間55分
2日 6時間
3日 6時間15分

コース及びタイム
1日目 栂池駐車場8:40-9:10栂池自然園10:00-天狗原11:10-12:35乗鞍岳12:55-白馬大池山荘13:35
2日目 白馬大池山荘6:50-小蓮華岳9:00-三国境9:55-11:50白馬山頂12:55-白馬山荘
3日目 白馬山荘6:35-葱平7:50-白馬尻10:30-猿倉11:50-甲府南-横浜19:30

栂池ロープウェー  9月1日、3時に横浜を出発した。相模湖ICを経て中央高速に入る。途中諏訪湖SAにて朝食を摂ったあと長野道にて豊科に降りる。
 そこからひたすら北上し、白馬方面に向かう。栂池のロープウェーに着いたのは8時過ぎとなっていた。
 ロープウェーで、栂池自然園まで乗り継いで行くが、山の上のほうはガスがかかり、晴れていると見えるはずの白馬等、後立山連峰の山々が全く見えなかった。 ロープウェー
栂池自然公園から登る  10時、栂池自然園の中の受付にて「登山届」出してからから登り始めるが、やはり、ガスが出ており視界がきかなかった。
 天狗原は、高層湿原のようであったが、今年の猛暑のせいか乾燥していて湿原らしくなかった。 天狗原高層湿原
乗鞍岳下の雪渓  乗鞍岳の直ぐ下には、若干の雪渓があり、この雪渓の冷気もあるのかガスで霞んでいた。
 乗鞍岳(2437m)の頂上は、ハイマツ等の背の低い木々が地面を覆っていた。晴れていれば平らで見晴らしが良い地形であるが、やはりガスで見通しが効かなかった。 乗鞍岳山頂
白馬大池  乗鞍岳から5分ほどで、白馬大池が見えるところに出る。白馬大池山荘を下に見ながら、右岸を回り込むように下に降りていき、30分ほどで大池山荘に着いた。早い到着だが今日の宿である。
 夕方には晴れてきて、夕焼けが白馬大池にきれいに映っていた。夜中も満天の星が出て、明日の晴天を予告していた。 白馬大池の夕焼け
小蓮華山を目指して  翌日、9月2日は晴天の中、6時50分頃歩き出して行く。後の小蓮華山を目指して・・・。
 小蓮華山の手前から見た、奥に八方尾根と唐松岳、手前下には大雪渓が見える。
 
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小蓮華山から大雪渓が見える
  小蓮華岳は9時に到着した。白馬大池山荘から1時間10分ほどで来たが、山名標識は少しさみしい。
  快晴の中、快適な雲上のハイキングが続いていました。小蓮華山を過ぎて、白馬岳の全容が見える場所に来た。 白馬岳の全容をバックに 
白馬岳山頂  10時50分、白馬岳山頂です。風もなく快適なハイキングで、久しぶりに3000m級の登山を味わいました。
 山頂から、一番奥に白馬鑓ヶ岳、その左に杓子岳がガスに見え隠れしていました。手前の小屋が今晩の宿、山小屋では日本一大きな白馬山荘です。 白馬岳からの杓子岳と白馬鑓が岳
ジョッキで乾杯  白馬山荘にて昼食を兼ねてビールで乾杯です。このジョッキが900円、3000mの山の上でジョッキで飲めるとは感激でした。
 翌日3日の朝は、ガスの中でした。そのためにご来光は拝めませんでした。
 6時30分、ガスの中下山を開始する。
翌朝はガスの中下山です
大雪渓を下ります  葱平(ねぶかっぴら)から見た大雪渓です。9月に入っているためか、雪渓が後退していました。
 今回は大雪渓を下りです。軽アイゼンを付けて恐る恐る下ってきました。
 それでも雪渓の長さが短く、側面の山側を歩くことが多かったので、そこそこの時間で降りてきました。
記念撮影
白馬尻小屋からの大雪渓は下の方は雪がない  白馬尻小屋からの大雪渓ですが、7月頃には直ぐ手前まである雪渓が上の方まで後退しています。
 白馬尻小屋の「ようこそ大雪渓」を見ながら、猿倉に下っていくことにしました。 ようこそ大雪渓を見ながら下山です。
 猿倉まで降りて来ました。猿倉では栂池から回送して貰った車を受け取り、一路、横浜まで無事に帰ることが出来ました。

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