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杓子岳から白馬岳

『日本百名山・深田久弥著』より
 日本アルプスの初見参が白馬岳であった人は少なくないだろう。高峰へ始めて人を案内するのに、好敵な山である。大雪渓があり、豊富なお花畑があり、眺望がすこぶる良い。


山行状況
日程 2008/7/12-13 入山地 猿倉
メンバー 大島・Y 行動時間 1日目 7時間00分
2日目 8時間00分
コース及びタイム
1日目・猿倉-白馬尻小屋-葱平-村営頂上山荘-白馬山荘
2日目・白馬山荘-杓子岳-鑓ヶ岳-唐松岳分岐-白馬鑓温泉-小日向のコル-猿倉
 
白馬三山縦走地図

梅雨の最中の白馬大雪渓に登りました。前日までの雨は、当日には晴れとなり大雪渓を登る頃には青空も見えてきた。大雪渓では長い登りをあえぎながら登り、葱平のお花畑に心が和む。2日目は、朝から快晴で、遠くに剱岳と立山連峰が見える。

 
 猿倉  7月11日(金)16時横浜出発、中央高速を経て長野道に入る。松本ICに着く頃から雨が降ってくる
 白馬・八方に着いた21時頃には、土砂降りとなっていた。
 12日(土)には、雨も上がり猿倉に着く頃には青空も出てきた。
 梅雨の真っ最中にもかかわらず、多くの登山者が猿倉には集まっていた。
 猿倉から白馬尻には、1時間ほど緩やかな登山道をのんびりと歩く。 橋を渡る
 ようこそ大雪渓へ  白馬尻の有名な看板、「ようこそ大雪渓へ」と登山者を歓迎しています。
 大雪渓の入り口、白馬尻で朝食のおにぎりを食べながら大雪渓の雄大な景色を眺めていると、ツアーの団体さんがやってきてにぎやかに・・・
 ここでの小休止は、そうそうに大雪渓の登りにかかる。
白馬大雪渓
 登りはキツイ  軽アイゼンをつけ、大雪渓を登り始める。しばらくは余裕で登っていく。
 数年前に大崩落があり、数名の犠牲が出たことがうそのように静かに長い大雪渓が続いていた
 一緒に登っていた若い人に写真を撮ってもらう。 記念撮影
 だんだん辛くなる   高度を上げるにつれて、厳しさが増してくる。
 私たちを含め多くの登山者はあえぎながら、上へ上へと高度を上げていくが、だんだんと脚が動かなくなってきた。
  大雪渓を登り始めて2時間、やっとの思いで葱平
にたどり着く。
 雪渓の隣には可憐な花が咲いていた。このあた
りから 山頂にかけては、きれいなお花畑が続いて
いたが、残念なのはガスと強風のために、花の写
真がうまく撮れませんでした。
 お花畑
村営白馬岳頂上山荘    登るにつれて濃いガスが流れ強風が吹いてきた。
 ガスの中から「村営白馬岳頂上山荘」が見え隠れしてきた。すぐ下まで雪渓が迫っていた。
  村営白馬岳頂上山荘から見たガスの晴れ間の白馬山荘です。
 ここからの20分が疲れと強風の中、やっとの思いでたどり着きました。
白馬山荘が見える 
 白馬岳山頂   白馬山荘にて一息ついた後、山頂に登りました。
 白馬岳の山頂では、ガスが出て強風が吹き荒れていて標識につかまらないと吹き飛ばされそうでした。
  天気が良ければ外のテラスにて一杯のつもりが、風が強いため喫茶室にて乾杯です。このジョッキが800円とは安い!! ビールで乾杯 
剱岳と立山連峰    13日(日)早朝素晴らしい天気である。
 白馬山荘から撮影です。村営山頂宿舎と遠くには剱岳と立山連峰が見える。
  6時に白馬山荘を出て、ガスの中の杓子岳を経て白馬鑓ヶ岳に到着する。
 遠くに白馬岳、手前のガスがかかっている杓子岳を撮す。
白馬鑓ヶ岳山頂より杓子岳と白馬岳
 鑓が岳より鑓温泉を目指す   鑓ヶ岳山頂から下りの砂礫の道を一路、鑓温泉を目指していく。
  白馬鑓ヶ岳を越えて、鑓温泉へ下る途中で、夏仕様の姿をしていた雷鳥が目の前をのんびりと私たちを警戒もせずに歩いていました。 雷鳥の親子 
 クサリ場   白馬鑓温泉手前の岩場のクサリと階段が少し手こずっていました。
   雪渓の中にある鑓温泉です。
 例年に比べて厚い雪渓のようでした。
鑓温泉 
 温泉に浸かる登山客   温泉にのんびりと浸かっていた若い登山者です。
  温泉下にあった足湯です。
 登山者の皆さんは、ゆったりと脚を入れて、山の疲れをいやしていました。
足湯もあります 
 温泉です   温泉下の流れでは、もちろん暖かいお湯が流れていました。
 しかし、すぐ横では雪渓が厚く覆っていました。
  鑓温泉を遠くに眺め、いくつもの雪渓を下って行くが、雪になれないためアイゼンをつけてはいたが慎重になりすぎてか、疲れが出始めてきた。 帰りも雪渓で一苦労
 小日向のコルの水芭蕉   小日向のコルでは、水芭蕉がひっそりと咲いていました。

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