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 第7回日本山岳耐久レース(24h) 長谷川恒男CUP
1999年10月23日〜24日
五日市会館
五日市会館〜醍醐丸〜生藤山〜笹尾根〜三頭山〜大岳山〜御岳神社〜金比羅尾根〜五日市会館
大島 森田


 第4回、第5回と続けて出たが、昨年の第6回大会は四万十川100kmウルトラマラソンが10月中旬に行われ、そちらを優先したために不参加となった。
 今年は、9月に立山登山マラニックもあり、そこそこのトレーニングもしていたので、前回よりはよいタイムが出るのではないかと意気込んで参加した。

 今年のスタートは、前回の15時より1時間早い13時のスタートとなったので、10時の受付に間に合うように、朝8時頃横浜を出た。

 受付を済ませ、ザックの荷物を確認し終わったころ、相棒の森田さんがやってくる。あわてて受付を済ませ準備に取りかかっていたが、ザックの中身は、リタイヤも考えてか、厚い防寒着も入っていて大分重たそうである。
 
 私は、水2Lとウインドブレーカー、ヘッドライト・乾電池はCR123A 3V(リチウム乾電池) そして、食料(おにぎり2個、あんパン4個、ゼリー2個、梨は皮をむいて袋に入れた。)前回の反省でカロリーメイトはボソボソして食べにくかったので、梨を持って行くことにしたが、梨の行動食は正解であった。

 レースは、1時のスタートとなり、走りやすかったので明るいうちに距離が稼げたためか、前半の登りも前回に比べて少しは楽に登り下って浅間峠の第1関門での時間は、3時間50分と前回と比べても短縮できたようであった。

 前回までのレース同様に三頭山までの登りが厳しく、山頂に着く頃には7時間30分も掛かってしまうが、それでも雨が降らずよい天気のせいか歩きやすかった。ちなみに第4回は雨の中のレースとなり、田んぼの中のような状態でジョギングシューズが泥だらけで登山靴ほどの重さとなり登りが大変であった。

 三頭山を過ぎ、つづら折りの分岐を降りていくと、前を走っていた女性が突然「こっちではない!」と叫んでいた。その女性は分岐まで戻り反対側に降っていく。そのために、後を走っていた私たちまで疑心暗鬼となり迷っていると、更に後から来た10名ほどの集団も大騒ぎとなってきた。

 しかたがないので分岐まで戻り指標を確認し、当初の路が正解で下って行くが、30分はロスしてしまう。(ちなみに、先ほどの人騒がせな女性はどこに行ったのか、どうなったのか…)

 9時間45分で、月夜見駐車場に到着。エイドにて水を補給し、行動食を摂る。梨が非常においしい。空を眺める余裕があり上を見ると月はキレイに出ていたが雲多く、星は見えなかった。

 月夜見からの下りは、前回の転けたことが頭をよぎり、慌てずに確実に足下を見ながら進んで行く。御前山までの登りは疲れもピークだろうか、脚が全く上がらない。

 御前山を過ぎ、大岳山へは、巻き道が多く緩やかな登りでは、歩きながらうつらうつらして一瞬寝てしまい、足下を木の根に取られ、ぱっと目が覚める。という夢見ごごちで歩きながらでもゆっくりと進んでいた。

 大岳山の直下では、大きな岩がゴロゴロとしていて、夢見ごごちでは登れないので目が覚めていた。大岳山頂では24日の3時15分到着。13時間30分でした。前回は2度とも夜が明けてからの山頂であったが、今回はまだ真っ暗の中、石ころだらけの下り坂を下っていく。

 長尾平では264位で通過していくが、日の出山までの登りが辛い。しかし、あと12kmの看板に励まされながら走っていく。青梅方面の夜景も美しい。4時頃であった。

 金比羅尾根を下って行く、あとは下るだけだが、雨でえぐられた登山道は走りにくい、それでも、あと5kmの垂れ幕が出てくる。五日市の街並みの灯りが見えてくる。未だ薄暗いが少しづつ東から明るくなってくるのが心強い。

 朝もやが出てきた。もうすぐゴールは近い。山道から舗装された道路に出てきたので、ゴールを確信する。残り1〜2kmか、山中と違い多くの人達もゴールにいるのかと思い、全力で走る。16時間39分。227位でゴールした。


 相棒の森田さんは、私が着替えビールを飲んでいた頃に帰って来た。
 

浅間峠   3時間55分
三頭山   7時間37分
月夜見   9時間45分
大岳山  13時間30分
日の出山 15時間03分

227位/1250名
16時間39分33秒



 

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