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日本百名山 八ヶ岳縦走 阿弥陀岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳
1998年9月12日〜14日
茅野
1日目 八ヶ岳山荘〜行者小屋泊
2日目 阿弥陀岳〜中岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜赤岳鉱泉泊
3日目 赤岳鉱泉-八ヶ岳山荘
大島・Y
 
八ヶ岳地図 

深田久弥著 「日本百名山」より、中央線の汽車が甲州の釜無谷を抜け出て、信州の高台に上り着くと、まず私たちの眼を喜ばせるノは、広い裾野を広げた八ヶ岳である。全く広い。そして、その裾野を引きしぼった頭に、ギザギザした岩の峰が並んでいる。八ヶ岳という名はその頭の八つの峰から来ていると云うが、麓から仰いで、その八つを正確に数えられる人は誰もあるまい。
八ヶ岳山荘  横浜を6時30分出発。八王子から「あずさ」にて茅野に向かう。茅野発11時10分のバスは臨時便もでるほど混雑していたが運良く座って40分ほどの美濃戸口・八ヶ岳山荘までたどり着いた。
 美濃戸口の八ヶ岳山荘前から歩き出し、比較的緩い登山道を登り60分、美濃戸には3軒の山小屋が現れる。
 美濃戸山荘の前から南沢沿いの道を行者小屋を目指す。沢を渡り樹林帯の急坂を登っていくと正面に横岳が見え、赤岳が見えると行者小屋が近づいてくる。 
 小屋の中は大渋滞で布団3枚に4人で、寝返りを打つと「おじさんの顔が…」更に暗くなっても酒を飲んでいる迷惑なグループがいた。
行者小屋
赤岳が目の前に見える  翌朝の小屋から見た赤岳です。昨晩の喧噪がうそのように爽やかに晴れ渡っておりました。
 5時30分に朝食を取り6時30分肌寒い中歩き出す。阿弥陀岳を見ながら動き出すが体が暖まらないうちは息が切れそうになるが、30分も登ると朝日も山肌に当たり明るくなってくると同時に汗ばんできてシャツとチョッキを脱ぐほどでした。
  
 60分ほどで中岳と阿弥陀岳の鞍部に着く。更に阿弥陀岳の山頂には30分。そこからは360度の素晴らしい眺めであった。
 南、北アルプスが一望となり、天気も快晴で素晴らしい一日の始まりであった。
阿弥陀岳山頂
赤岳へのクサリ場です  阿弥陀岳にてのんびりした後は、中岳を経て赤岳への登りが厳しい。難所をいくつか越えて更にクサリ場!ここを越えないと赤岳の頂上は見えてこない。
 阿弥陀岳からは1時間30分。やっと八ヶ岳の最高峰である赤岳にたどり着く。
 さすがに展望が素晴らしいが、阿弥陀岳と違い足の踏み場もなく狭い。少し落ち着かないが、それでも2899mの実感がわいてくるほどの青くすんだ空をバックに「素晴らしい快感」を体験した高さであった。
赤岳山頂
赤岳頂上小屋から横岳・硫黄岳への稜線が見える  赤岳頂上小屋からの写真。これから縦走する横岳から硫黄岳方面の稜線を望む。
 赤岳から横岳までは途中の危ないところもありましたが、登山道もしっかりと整備されていました。 横岳への登り
横岳山頂  横岳にて昼食を取る。少し疲れが出てきたらしい。
 これから下る硫黄岳をバックにして。 硫黄岳をバックに
硫黄岳山頂  硫黄岳はゴロゴロとした石が引き詰めたように並んでいた。
 ここで15時、のんびりと歩いてはきたが8時間30分かかる。よく歩きました。
 硫黄岳頂上からは、昨年行った本沢温泉が下に見える。 本沢温泉が眼下に見える
赤岩ノ頭  硫黄岳から赤岳鉱泉へ下る途中の赤岩ノ頭までくるが、ここから下は森林の中を通って赤岳鉱泉まで下る。
 赤岳鉱泉には16時到着する。実質8時間は登り下りした。よく頑張りました。

 14日も寒い朝となっていました。
 昨日は良い天気でしたので顔や首そして腕が焼けてひりひりと痛く真っ赤になってました。少し疲れも出ています。
 昨夜は、多くの泊まり客がいたので歩き疲れたこともあり個室にてゆっくり泊まることにしました。
 
赤岳鉱泉
赤岳鉱泉の朝  7時30分に出発。北沢沿いの道を八ヶ岳山荘まで2時間30分、10時頃でした。11時10分発の茅野行きに乗り12時前に到着。
 13時30分のあずさに乗り八王子経由横浜まで帰ってくる。
 今回の縦走は、天気にも恵まれて楽しい登山となりました。それにしても、かみさんは3000m級の4つの山を「つらい・大変だ・もうだめだ」と言いながらも歩き続けましたが、翌日からは筋肉痛でやっと歩いておりました。

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