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 第5回日本山岳耐久レース(24h) 長谷川恒男CUP
1997年10月10日〜11日
五日市会館
五日市会館〜醍醐丸〜生藤山〜笹尾根〜三頭山〜大岳山〜御岳神社〜金比羅尾根〜五日市会館
大島


 昨年の日本山岳耐久レース(24h)長谷川恒男CUPに完走した後は、もう2度と出たくない走りたくないと思っていたが、今年も又、参加申し込みを出して、一人で来てしまった。
 テレビでもこのレースのドキュメントを放送していたせいか、私もそうだが多くのランナーや登山者の参加申し込みが多く、昨年より更に多い参加となったようだ。

 朝、9時頃に横浜の家を出る。午前中は肌寒く、午後には小雨の予報も出ていた為、フリースの上着を着て出掛けたが、午後からは暑いほどで、PM3時のスタート時には青空もでるほどのよい天気となっていた。
 
 携帯装備は、昨年と同じ、水2リットル以上、雨具、ヘッドライト(予備電池・電球)防寒着等を揃えたが、行動食は昨年の食べ物(カロリーメイト等は食べにくい)の反省を踏まえて「あんパンやおにぎり」等に替えてレースに参加した。

 スタート順は昨年の順位も考慮されたのだろうか、ゼッケン129番(昨年はゼッケン802番で190位)と前の方からのスタートとなっていた。ちなみに今回のエントリーは1300名ほどであった。
 
 浅間峠の第1関門では昨年より15分ほど早く、三頭山の急登をあえぎながらやっと登る。更に登り下りを繰り返しながら、第2関門の月夜見駐車場のエイドにたどり着く。水を飲んだり補給をしたりしながら休憩を取る。その間にも多くのランナーが先を急ぐように補給をしながらも、駐車場の明るい場所から暗闇の中に消えて行く。

 御前山の狭い下りの登山路では、後から来た数名のランナーに急き立てられるようにスピードを出しながら降っているときに大きな石に蹴つまづき左大腿部を強打し動けなくなる。その脇を後のランナー達が追い越していくが、私は急に戦意を失っていく。

 やっと立ち上がりのっそりと歩き出して行くが、痛さと同時に急登を上がれず、のんびりと山頂のベンチで横になっているといつの間にか疲れと眠気で寝てしまう。それでもパット目が覚めると5分ほど寝ていたようだ。昨年の雨の時と違い月が出てそれほど寒くないので寝てしまうのだ。

 それでも大岳山頂は5時25分だった。少しづつ明るくなり、御岳山への下りでは真っ赤な朝日が非常に印象的だった。

 長尾平を280位で通過した後の御嶽神社にて、以前、萩往還250kmにて一緒に走った北海道の佐藤さんと偶然に会う。こんなところで出会うとは、お互いにビックリしたが、その後の活躍等の話をしながら金比羅尾根を駆け下りゴールまで調子よく走る事が出来ました。

 佐藤さんと励まし合いながらゴール出来たので、順位も230位まで上がり時間も昨年より10分遅いだけの17時間05分、10日の朝8時05分にゴール出来ました。山の上で何回もうとうとしながらベンチで寝てしまったにもかかわらずに、この時間で完走出来たのは上出来でした。

 五日市会館では、着替える前にビールを飲む。それはそれは美味しいビールでした。帰りの電車の中でもレースの余韻に浸りながらビールを飲む。それにしても、やっぱり厳しいレースで2度と出たくないと思った。でも来年は分かりません。



237位/1300名

17時間05分40秒



 

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