HOME   山行記録   神奈川の山   百名山    横浜環境保土ヶ谷山歩会
日光白根山山頂

深田久弥著 「日本百名山」によれば、奥日光に遊ぶ人は、すぐ目の前にある大きな男体山や太郎山に眼を奪われて、奧白根山に注目する人は極めて少ない。中禅寺湖から戦場ヶ原の一端に立つと、原を距てて左手に連なる前山の上に、奧白根の尖端がわずかに見えるが、進むに従って姿を消し、湯元では全く見えない。だから日光白根山と言っても、誰の眼にも親しい山ではない。・・・、かつて平ヶ岳の頂上から眺めて、ひときわ高く豪然とそびえている、その立派な姿に驚いた事がある。

 
山行状況
日程 2012/7/9 入山地 菅沼登山口
メンバー 単独行 行動時間 7時間30分
コース及びタイム
菅沼登山口6:10-弥陀ヶ池7:40-日光白根山8:45-避難小屋9:40-前白根山10:15-五色山10:45-弥陀ヶ池に間違って降りる-五色山11:20-湯本分岐11:40-金精山12:00昼食休憩12:40-金精峠13:00-菅沼登山口13:40
日光白根山登山地図

その昔、この山は奧白根山と呼んでいたらしい。日光白根山と呼ぶのは草津白根山と区別するためのようだ。
今回は、沼田ICから丸沼高原を経て入山したので、遠くから日光白根山を見ることはできなかったが、山の上で出会った、宇都宮の荒川さんの話だと、冬には宇都宮からも日光連山の奧、男体山の向こうに雪を被った白根山がきれいに見える。との事であった。

 菅沼駐車場   横浜を早朝2時30分出発。関越から沼田ICを経て、丸山高原、金精道路を通り5時50分菅沼駐車場に到着する。
 少し古いガイドブックによるとこの駐車場は無料であったが、「有料駐車場」になりました。との看板が出ていました。
 ちなみに50台以上は停められる駐車場です。
  歩き始めてしばらくは、緩やかな登りとなっていた。しかし、最近の台風や大雨の影響なのか、登山道が荒れている中を登って行く。
 シラビソ(?)の林の中を1時間30分ほど登って行くと明るい空が見えるようになってきた。
ダケカンバの林
 弥陀が池  7時40分。弥陀ヶ池です。
 ガスが出て、時間も早いせいか白根山の山頂は見えません。
  五色沼と七色平の分岐を横に見ながら、山頂を目指し登って行くとダケカンバの林が続く急登となる。登るに従って、後に見える五色沼等の展望が雄大となり、疲れを忘れ去っていく。 五色沼 
イワカガミ   更に登って行くとシャクナゲの群生である。花の最盛期に来てみたいと思うほどの群生である。一方、足元では「イワカカミ」の可憐なお花が沢山咲き乱れていた。
 頂上直下になると、ゴツゴツとした岩場となり火山性の砂礫帯を登り切ると、山頂部の一角に出る。頂上はあの岩塊のようだ。  山頂直下
 火口原湖  山頂では、ガスが出て展望がきかない。 しばらく休憩したあと、前白根山へ向かう。
 この辺りは日光火山群に属する山で、山頂下にも噴火口の跡があった。弥陀が池や五色沼も火口原湖と呼ばれる噴火口の跡のようだ。
  頂上からは東斜面の急な登山道を降りて40分。避難小屋に到着する。ここでは、五色沼方面ではなく、小屋の脇に続く狭くわかりにくい登山道を上っていく。 避難小屋 
 宇都宮の荒川さん   
 山頂で知り合った、宇都宮の荒川さんです。前白根山から五色山・金精峠経由で一緒に歩いて行くことになりました。荒川さんは、週一回の貴重な休みに大好きな登山に来たようです。ちなみに、8月には50回記念の登山で、二回目の富士山に挑戦するようです。

 前白根山から見た日光白根山です。
 五色山から見た白根山と五色沼です。
 ここからの白根山はなかなか立派な雄大且つ凛々しい姿・形をしています。 

                            
 写真が拡大します
白根山と五色沼
湯元と雲がかかった男体山   五色山からは間違えて弥陀が池方面に下ってしまったが、二人で戻り返して、湯元の分岐から金精山までやってきました。湯元と男体山その左には太郎山です。右側の男体山はガスがかかり均整のとれた富士のような姿がはっきりと見えませんでした。それでも良い天気の恵まれて、のんびりと昼食をしながら日光の山々を堪能しました。 
 昼食休憩後、金精峠に向けて歩いてきました。25分ほどで峠の分岐です。ここからは、菅沼登山口に向けて下りです。 金精峠の分岐
 金精道路に出る手前のクマザサの群生   金精峠からは地図では30分ほどとなっていましたが、二人で休憩も取らずに一生懸命下ってきても菅沼駐車場まで40分もかかりました。
 駐車場手前、金精道路に出る辺りは、クマザサの群生でした。

    HOME   山行記録   神奈川の山   百名山     横浜環境保土ヶ谷山歩会
inserted by FC2 system